『クルミの栄養素をタップリ摂りたい場合に知っ得事』
体質分析&マインドフル食事法を提案する米国NTI認定栄養コンサルタントの美鍵(ミキー)です
私がこの世に生を受けた昭和後半から平成前半の時代は、日本国の食事制限によるダイエットではカロリー制限を主軸に考えるが主流(人気)でした
その為、多量(三大)栄養素(糖質・脂質・タンパク質)でいえば、圧倒的に不人気を博したのがカロリー爆弾(?)の『脂質』
そんな昔はシカトされまくった悲しい過去を持つ『脂質』も、私がアラサー時代の十数年前ぐらいからは見直され
脂質の構成成分『脂肪酸』の種類に着目
特に『脂質』の構成成分である『脂肪酸』の種類の中には
“絶対摂らないほうが良い脂肪酸”もあるものの、“積極的に摂った方が良い脂肪酸”もあり
『脂肪酸』の種類によっては、エネルギーの使いやすいものや脂肪燃焼に働くダイエット(余分な脂肪減少)に有効な『脂肪酸』の種類もいくつか存在
そんな中、"積極的に摂った方が良い脂肪酸"を含む食材であり、糖質制限ダイエッターさんのお供にも選ばれやすい食材の1つとして人気なのが
『クルミ』
紀元前7000年ごろから食用されていると言われる落葉高木の『クルミ』の種子は、
日本では古くは縄文時代(オニグルミやヒメグルミなどの種類が自生)の頃から摂取されていた長い歴史を持つ食材
今回はこの『クルミ』について、メリットやデメリットをほんのり深掘りしてみました
クルミの栄養成分
まずは、クルミ(walnut)の栄養成分からチェックしてみると
可食部10g当たり
エネルギー 67.4kcal
糖質量 0.32g
脂質 6.88g
タンパク質 1.46g
ミネラル
カルシウム 0.85mg
鉄 0.26mg
ビタミン
ビタミンB1 0.026mg
ビタミンB2 0.015mg
ビタミンA 0.23μg(ベータカロテン当量)
五味(甘み・苦味・塩味・辛味・酸味)でいえば、甘味と苦味を含む『クルミ』は、糖質は少ないですが脂質が多いため
ハイカロリーな食材といえます。(クルミ9〜10かけでご飯一膳)
ただし、クルミに含まれる脂肪酸は是が非に摂取したい脂肪酸であり、さらには美や健康を改善・維持・向上したい場合に嬉しい栄養素も含まれます
クルミに含まれる脂肪酸の種類
クルミに含まれる栄養成分として多く含まれる脂肪酸に着目すると、
・リノール酸(オメガ6多価不飽和脂肪酸)
・αリノレン酸(オメガ3多価不飽和脂肪酸)
・オレイン酸(オメガ9一価不飽和脂肪酸)
正式名称だとやたらと長いですが、この名前の由来はそれぞれの構造によるもので、この構造の違いよって上記の名前がついているのですが
この構造(名前)の違いによって、それぞれの酸化や熱への強弱がわかります
そして日頃意識していないと摂取源が少ないアルファリノレン酸(オメガ3)に関しては
ナッツ類の中では、クルミはサチャインチナッツの次に豊富でもあります
クルミの栄養素でよく勘違いされている事
ただし必須脂肪酸が豊富なクルミで、よく勘違いされている事があります
それは何かというとクルミに含まれる脂肪のみを100%含むクルミオイルを円グラフで表記して見るとわかりますが