『怖い遺伝子組換えと農業の実態』
体質分析&マインドフル食事法を提案する
アラフォー世代右寄り米国NTI認定栄養コンサルタントの美鍵(ミキー)です
今回は、心身の健康を維持したい場合には知っておいたほうが良い『遺伝子組換えとは?』や『農業の実情と地球環境の破壊』について長々と書いてます
よくスーパーなどで納豆や豆腐を購入する際に見かける『遺伝子組み換えではありません』表記
何がどう悪いのかはよくわかってないけれど『遺伝子組換え=カラダに悪い』というイメージから安心表記だと思います
ただ逆に『これは遺伝子組み換え食品です』という表記も見かけないのは確かで、では日本には遺伝子組み換え食品はないかというと
私たち日本人は、見事なほど遺伝子組み換え食品を知らず知らずのうちに摂っている国でもあります
なぜかを含めて遺伝子組み換え作物や何がどうカラダによくないのかなど深掘りしていこうと思います
GMOとは?
まずは、聞いたことがあると思い『GMO』というのは『遺伝子組換え作物』だけをさす言葉ではありません
『GMO』は遺伝子操作された動物であるトランスジェニック動物なども含みます
アメリカで初めて遺伝子組み換えされた食品
遺伝子組換えというのは、人口が増えていく世の中で、大量生産しやすく日持ちをよくできるなどのように食物に何らかの遺伝子を操作をする事ですが
そして遺伝子組換えというと、私の中でなんとなく『アメリカ』的なイメージがありますが(苦笑)
アメリカで遺伝子組み換え食品として最初に売られた(誕生した)のは実は『トマト』です
保存期間を延長できる遺伝子を開発
『フレーバーセーバートマト』と呼ばれ、巨大企業モンサント社が、植物を成熟させる酵素を分離して取り出すことで
保存期間を延長できる(遺伝子を開発)事に成功したことで誕生しました
ただしその初の遺伝子組換えトマトは欠点だらけで、収穫量が少ない上に病気への抵抗力が弱く、
品質も柔らかく傷つきやすいなどの欠点があったため、世の中の人に全く受けいられず1996年には市場から取り除かれています(要は失敗作だった)
栄養を強化した遺伝子組換え作物
ちなみに、遺伝子組換え作物の中では、米を主食とする食糧難に苦しみ栄養素不足がある子供達(コメを主食とする100万人の東南アジアの子供達が毎年ビタミンA不足で失明や死亡)に向けて
ウィルスとラッパスイセンの遺伝子を稲に導入して、ベータカロテンを生み出す(2000年)『ゴールデンライス(真っ黄色のご飯)』のような
栄養素を強化した作物も作られたりしましたが、そもそもの問題はその米がきちんと育つのかや(水不足の土地に)大量の汚れてない水も必要ということでした(これに関しては、かぼちゃや豆などのビタミンA豊富な食物を育てることでの解決法あり)
遺伝子組換え作物は消費者より生産者目線
遺伝子組換え作物の『ゴールデンライス』の問題点は他にもあり、実際子供でビタミンAの一日の必要摂取量を満たすためのにゴールデンライスで得るには、27~54杯も食べないといけない・・・という無理難題がてんこ盛りで
こういったことから遺伝子組み換え食品は、個人的な利益を生み出すだけで、栄養問題の解決にはなっていないにもかかわらず
飢餓を助ける(栄養強化)作物の遺伝子組換え研究は今でもされていて、最終的には消費者ではなく一部の農家や加工業者が喜ぶものとなっています
ちなみに日本では『食べるだけで花粉症を緩和する花粉症緩和米』や『認知症に効果のあるレタス』『糖尿病に効果のある米』などの研究がされています
遺伝子組み換え食品を扱うのは巨大企業
そんな遺伝子組み換え食品を扱うのは巨大企業であり、
2015年の情報によると
・モンサント社(米)+バイエル社(独)
・シンジェンタ社(スイス)
・デュポン社(米)+ダウケミカル社(米)
といったアメリカやヨーロッパの限られた企業だけが、市場の遺伝子組み換え種子のほぼ100%を所有している現状があります
他に世界的殺虫剤市場の60%や商業用種市場の23%をこれらの企業に独占しています
遺伝子組換え作物の面積と使われ方
そして作物の中で、遺伝子組換えされて育てられている土地面積の多い順としては
51% 大豆
30% トウモロコシ
13% ワタ
5% 菜種
そしてほとんどが加工された油などになり、ワタ(綿)に関しては、家畜の餌にもなっています
遺伝子組み換え食品の80%は除草剤に耐性がある
そんな遺伝子組み換え食品として育てられる80%は大豆、トウモロコシ、綿、菜種で
これらはモンサント社のラウンドアップという除草剤に耐性を持つ遺伝子操作(作物は枯れずに、雑草は枯れる)が行われています
除草剤や殺虫剤に耐性を持つことで、雑草を抜く手間や害虫を殺す手間を省くことができることと低コストで大量生産できるという生産者にとってはお得ではあります
そして何が恐ろしいかというと残りの20%遺伝子組み換え食品は、その生涯を通じて、全ての細胞がすでに