今一番辛いのはau

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こんにちは ジンです。
ahamo発表からモバイル業界はかなり慌ただしく情報が錯綜しております。
打ち出すはずだったプランの改定やシステムの改善。
MNOキャリアからサブブランドを巻き込んだプラン改定。
さらにMVNOに貸し出ししている回線の料金変更や通話料金の変更など、こちらまでは届かないものの各キャリアでは対応に追われていることでしょう。

さて、このモバイル騒動
今一番大変なのは「au」です。

・ユーザーからの期待感でいっぱいなdocomo
安定の通話、通信品質で20GBの容量を使えるのは破格。
経済圏はまだ持っていない事と、今回のプランがお一人様用で固めていることからターゲットをかなり絞ってきて現代のニーズに合わせてきた。
囲い込みから少し外してきた所を見るとハンドセットとDカードのみに絞ってきたか?

・一年間無料、かつ2980円でデータ、通話し放題の楽天
一番ネックになっているエリアを無料期間内に90%以上にすればやりすごせる可能性は高い。品質が同程度であれば使う放題というのは大きなメリット。
通話かけ放題もahamoなら3980円、楽天なら2980円のまま。
楽天経済圏の方であればSPUもあがり、ポイント充当で支払いまで出来る。
3月までにどこまで安定させられるか?が勝負の肝になりそうです。
他には楽天の付随するサービスに「楽天モバイル契約者限定で+@」というSPUだったり、他の特典などがあれば完全に住み分ける事でしょう。

・paypayで覇権をとってきたソフトバンク
楽天と同じように経済圏を大きく持ち出したソフトバンク。
paypay経済圏で楽天と同じ土俵に立てる。
優位店は先行して安定したエリア。周波数帯が高すぎて地下が苦手なことを除けばドコモとほぼ変わらず。料金とともにどこまで打ち出せるか?

・中途半端な経済圏、追い込みをかけきれないaupay。認知されていないwowma(au payマーケット)。サブブランドで対抗してもワイモバイルと競合、そのままメインブランドで対抗してもソフトバンク、ドコモと同一。
これといった主力として戦う軸がないように思えます。
これから一番苦しいのはauではないかと思います。

2980円プランを打ち出したドコモですが、ソフトバンク、エーユーが対抗して同一プランもしくは下げた値段で打ち出した場合。
考えられるのは、対抗に対抗を重ねいつまでたっても始まらないプランが出来る。下げます!と発表ばかりでいつまでたってもサービス開始が見送られていく悪循環。
サブブランドが認められ、同一プランで打ち出したとして、ワイモバイル、UQモバイルはショップ対応してくるでしょうから(ドコモと違いすでにある為)
3480円でショップ対応のあるなしで勝負するか?
普及率にもよりますが、人件費と維持費で長期戦はできないでしょう。

となると、サブブランドをまた吸収しなおす?
ショップの変更や看板、システムの問題もあるが・・・。
もしくサブブランドという概念をなくし、ワイモバイル、UQモバイルも完全MVNOとして扱う?
メインの料金体制がもはやサブブランド並みに下がる見込みなのでそれ以上の動きが見られないと今の価格調整に見合った動きが出来ない。

割と手詰まりな二社ですが、今後の動きはどうなっていくでしょうか。
いつも三社並んで仲良しこよししてきたにも関わらず「突然のドコモの裏切り」
井伊社長のあくまで価格競争として奪い合う姿勢なのか
社長交代の一発目のイメージングアップの為なのか。
結局仲良しこよしで終わるのか。

どういう動きになるのか、明日大臣の会合後の二社の発表に期待です。
いったいどうなる事やら。
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