本当の豊かさとは

記事
コラム
私は20代前半の時「バックパッカー」をしていて
1年間、リュック一つでアジアを旅してまわっていました。

聞いた事ある話かもしれませんが
アジアの子供は瞳がキラキラしていて、元気で幸せそうでした。

20年も前の話なので、
今より日本との経済格差はかなりあったはずですが
大人でも、あまり暗い顔をしている人の印象はなかったです。

1年後、日本に帰ってきて驚いたことがあります。
ちょうど、朝の通勤時間に重なって
電車には多くの人が乗っていました。

大げさでなく、ゾッとしたほど
日本人の顔が暗かったのです。

男性のスーツはビシッとしていたし
女性も、みんなお化粧をしていて
身なりは、どんなアジアの国よりキレイでした。

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ただ、その顔が朝から疲れ果てていて
生気が抜けていたように感じました。

20年たった今も、きっとそう変わらない景色が
都心の通勤電車では見られるのではないでしょうか?

でも、考えてみれば
ほとんどの人が一日三食に困らない状況で
屋根のついた家に住めて、
欲しい情報は、瞬時に見つけられて
友達や、知らない人、世界中の人ともつながれて

きっと、100年前、
いえ50年前
いえ20年前より、はるかに
日本は何でも手に入る状況なのではないでしょうか。

ただ、うつ病など、心に病を抱える人は年々増えています。
年代別では、40代が一番多いようです。

物質的には豊かになったのに、なんででしょうね。

戦後すぐの時は、わからないので想像ですが
その時や、バブルの時はきっと
目の前のやるべきことがあって、
「それを乗り越えて行けば明るい未来が手に入る。」
そう、考えることが出来たからではないでしょうか?

先に、光が無ければ進むことが出来ません。
暗闇の中では、一所懸命、歩いても走っても
どこ向かうのかわからず、ついに息切れをして止まってしまい
進むことをあきらめてしまいます。

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あとは、昔は
個人で頑張ることよりも協力することが
今よりも当たり前だったこともあると思うんです。

Googleはないので
情報は共有して得る、わからなければ聞く。

ネットですぐにつながれる訳ではないので
チームで顔を突き合わせて、意見交換をし、飲みにケーションする。
子供を預かる、料理のおすそ分けを近所で共有。

飲みにケーションや、他の家の事情に触れることは
もちろん、今の時代に合わないことは分かります。

ただ、便利さ、豊かさを重視するために
「人と人よりも大切」と思うことが生じ
心の空虚感が生まれてしまったのではないでしょうか。

ネットだけでつながっても、
面と向かって話すことと比べると温度が違います。

アレが、あれば幸せ。

あの人よりもこれを持っていれば幸せ。

給料がアップしなければ、

マイホームを持たなければ
とにかくいつも何かに急き立てられている。
止まっていけないと、自分を奮い立たせるけど…

暗闇の中を、1人でもがいているようで
横には支えてくれる人がいないと感じる。

それでは、動けなくなります。
うずくまってしまいます。

何があれば「幸せ」というのは
個々によって違うので、うまく言えないけど

幸せは、先にある光ではなく
今、ホワっとあなたの周りで輝いているものだと思うし

1人で孤独を感じる時でも
この世であなたのことを思い、心配し
幸せになってほしいと思う人は、誰にでもいるものです。

だから、それを忘れないで欲しいし
もし、今うずくまってしまっていても
世の中は「諸行無常」状況は変わってくるもの。

なにもできない日があっても、全然OKですよ!
何かをしなければいけない、なんて無いし
したいことが見つかった時に、動けば
それで良いじゃないですか。

とにかく、絶対に誰にでも
あなたのことを認める人がこの世にいるのだから
真っ暗と思っていても、実はぼんやり明るくって
そこをさらによーく見ていると、どんどん明るくなるんです。

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もし、認める人なんて誰もいないよ。
そう感じたら、
まずは自分自身が最初の味方になりましょうよ!

なんか、うまく書けないけれど
先の希望がないことと、孤独
これが、人を追い詰めることだと思うんです。

私自身も、それにたくさん直面してきたし
だからこそ、今その状況にある人に
何かを伝えられれば、と思っています。

きっとまとまってないけど、なんか涙しながら書きました。

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