JTBも見落とした、デジタル化の遅れのつけ

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経営者の皆様、おはようございます! 本日の日経新聞で、JTB再建、猶予は2年。山北社長「デジタル対応不十分だった」との記事が掲載されていました。

 JTBといえば、2020年就職人気ランニングNo1 ! 憧れの企業です。私も今まで海外出張やイベントなどでたくさんお世話になっています。コロナの影響は大きかったですよね。

 しかし、記事に掲載されていた内容はそれだけではありませんでした。じゃらんや楽天トラベルでオンライン旅行取扱高に抜かれ、業界4位にまでなってしまったとの事。 ウェブでJTBと検索する人は限られているそうです。

 確かに出張の時は楽天トラベルで予約しています。ポイントが結構たまるので社内でも楽天カードホルダーは楽天トラベルを使う割合が多いように思います。直前でも予約できるのは便利で、当日に予約する割合がぐんと増えました。

 また、コロナ前ですが、海外出張の時も会社で指定されているJTBトラベルさんを通じてチケットを購入すると、チケット変更が不便になってしまう事が良くありました。特に仕事の合間を縫って週末での移動が多くなるため、週末は電話がつながらないと本当に困ってしまいます。

 ですので、直接飛行機会社のオンラインサイトで予約をしておけば、いざという変更も簡単にオンラインでカウンターに行かずに済ますことができるため、重宝していました。

 娘はコロナ前にスペインに留学していましたが、ついでにフランスを旅行した時は友人とAir bnbを使ったとの事でした。

 それを聞いて、私も一週間海辺の安い旅館をAir bnbで予約し、ワーケーションしてきました。

 ホテルや飛行機会社のデジタル化が進んでいる中、旅行代理店の存在意義自体が問われている上に、コロナの状況はとても厳しいと思います。

 JTBは今後もカウンターの成約率の強みを生かしながら、観光DXを進めるが、それは今までの事業モデルの延長でしかない、と厳しい意見もあります。

 今後は、ソリューションビジネスにも力を入れていくとの事。IT企業との連帯により、観光地や旅館のDXを支援するプラットフォームを構築していきます。 「DXが遅れていた会社がDXをサポートしていくの?」 との声も聞こえそうです。

 星野リゾートは以前から、予約をする際に訪れるホームページの使い勝手にとことんこだわってきました。分かり易くストレスなく予約できることを、戦略の一つとして考え、早くから取り組んでいました。

 DX化の「2025年の崖」や、Co2削減・Co2クレジットなどという、頻繁に聞く言葉については、敏感に反応し、計画を早急に策定し、実行していく事がとても大切だと考えます。

 時代の流れは10年前、20年前とは速さが全く違います。2030年までに、Co2を46%削減しなければならないんです。誰かがやるではなく、自分たちでまずやってみる。行動を始めたいですね。

 JTBさんは、優秀な社員さんがたくさんいらっしゃいますので、早期の再建を期待しております。

 本日も最後までお読みいただき大変ありがとうございます。明日も素敵な一日をお過ごしください。
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