ジョブズ氏側近に学ぶ上司説得術

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ビジネス・マーケティング
経営者の皆様、おはようございます! 米国の転職者の60%超が「上司との関係」を理由として挙げていると、昨日の日経新聞、「経営の視点」に書いてありました。

 上司との関係って難しいですよね。私が正論であっても、会社は上司をより尊重すると思うし、立場的にも弱いし。でも正しいことをしているのであれば、何とか納得してほしい、と思う事は多いです。

 スティーブジョブズ氏といえば、「頑固気難しい」で有名でしたが、側近はどのように説得や再考を促したのでしょうか?

 iphoneに使うガラスの製造方法でジョブズ氏と対立した米ガラス大手会社社長は、ジョブズ氏と対立したが、圧倒的な知識を持つことを示して、自分の案の採用にこぎつけました。

 また、結論を先に伝えるのではなく、質問の形をとることで、そのアイディアを自分で思いついたように仕向ける手段も有効との事。 また、変えてほしいと思っている点以外の点をほめて、心を解きほぐす手段も有効だったとの事です。

 知識は別として、コーチングのスキルがここでも重要であることが間接的に書かれてあります。コーチングは、相手の中にある問題に対して、自身でたどり着くことをサポートする技術です。答えは相手の中にあります。

 正しい方向に導くためには、十分な知識や条件を説明したうえで、自然に問題にたどり着くことを促す質問を投げかけることは、とても有効なことだと思います。

 答えや正論、提案を先に言ってしまうと反発されることもありますが、自分でたどり着いた答えは、納得して前に進むことができ、モチベーションも上がります。

 コーチングには安心できるゆっくりとした時間が必要です。信頼関係を作り時間です。時には、急いでいたり、時間がなかったり、面倒くさいということで、結論を急いでしまうことがあります。そういう時こそ、一息ついて、十分に時間を取って、相手を導くことができるといいですね。

 コーチングの活用に上下関係はありません。部下の悩みを聞くとき、上司を説得するとき、両方に使えます。
 先述の通り、転職者の60%は上司との関係が問題という事ですが、みながコーチングを勉強することにより、そのような無駄を会社としては減らすことができるかもしれません。

 コーチングはそれほど難しい技術ではありません。ぜひみなさまもちょっとだけ勉強して、先ずは実践していただけると良い会社づくりに役立つと思います。

 興味がある方は、コーチングの基本の5つ ①傾聴 ②承認 ③質問 ④フィードバック ⑤提案 について、ぜひ調べてみてください。Youtubeなどで、簡単に理解することができると思います。

 本日も最後までお読みいただき、大変ありがとうございます。素敵な一日をお過ごしください。

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