星野リゾートに伝わる、成功の秘訣とは?

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経営者の皆様、おはようございます! 本、「星野リゾートの教科書」に写真で見開きで掲載されている、成功の秘訣がとても面白かったのでシェアさせていただきます。

 内村鑑三が書いたものだそうですが、現在の星野リゾートの社長のおじいさんにあたる人に、数々の教えを残された方で、今も軽井沢の石の教会内村鑑三記念堂で展示されているという事です。ぜひ見に行ってみたいですね。

 内村鑑三さんは、今でいう経営コンサルタントまたはエグゼクティブコーチといったところでしょうか。

成功の秘訣-内村鑑三
大正15年7月28日
1.自己に頼るべし、他人に頼るべからず。
1.本を固うすべし、然らば事業は自ずから発展すべし。
1.急ぐべからず、自働車の如きも成るべく徐行すべし。
1.成功本位の米国主義に倣うべからず、誠実本位の日本主義に則るべし。
1.濫費は罪悪なりと知るべし。
1.能く天の命に聴いて行うべし、自ら己が運命を作らんと欲すべからず。
1.雇人は兄弟と思うべし、客人は家族として扱うべし。
1.誠実に由りて得たる信用は最大の財産なりと知るべし。
1.清潔、整頓、堅実を主とすべし。
1.人もし全世界を得るとも其霊魂を失はば何の益あらんや、人生の目的は金銭を得るに非ず、品性を完成するに在り。

 これを、今でも星野社長は読み返しているそうで、特に最後の、「人もし全世界を得るとも其霊魂を失はば何の益あらんや、人生の目的は金銭を得るに非ず、品性を完成するに在り。」に共感されているそうです。

 経営者にとって、事業を伸ばし、収益力を高めるのはもちろん大切な役割である。だが、経営者が一番大切にしなければいけないのは、お金ではない。それは品性である。

 そして、星野社長は星野リゾートの経営者として、「この会社で過ごせてよかった」と思ってもらえるようになりたい という思いに至ったそうです。

 私が気になったのは、「成功本位の米国主義に倣うべからず、誠実本位の日本主義に則るべし」 内村鑑三は英語も堪能だったという事ですが、アメリカかぶれせず、日本の誠実なビジネスが重要と説いています。

 今もESG投資など、日本型の経営スタイルである、従業員・社会・地球に対して誠実な会社が再度見直されてきたことを考えると、ほぼ100年前の言葉と思えないぐらい新鮮ですね。

 人生の目的は、誠実に生き、人格を完成すること。 という事ですね。 

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