松下電器創業の日は、「理念経営」の大切さに気が付いた日

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松下電器創業の日は、実は創業10年も経った「理念経営」開始の日って、ご存じでしたでしょうか? 松下幸之助が経営理念の大切さに気付き、「天命」を知った時です。

「250年という壮大な計画を提示した!」 「その崇高な使命、遠大な理想に、全員は驚き、感動した。緊張した会場は、いつしか興奮のるつぼと化した。」とあります。文章を読むだけで興奮しますね!

 経営理念は戦略の中心となる必要があり、そして日々の社員の判断の基準でもある必要があります。

 良い文章を作っただけではもちろん意味はありません。従業員全員に浸透し、徹底されているかどうか、という事がとても大切です。

 通常は経営理念を策定するときには、その会社の将来の姿を想像して策定される会社が多いと思いますが、私は経営理念策定のお手伝いをする時に、会社のオーナーが「使命」や「天命」と思う事を引き出す事を第一の目的とします。

 これからは、株主に対して利益をどれだけ還元できるか?が会社の価値ではありません。どう考え何をして世の中の役に立つか?が重要です。

 求められるハードルはより高くなりました。ビジネス上の業界の事だけでなく、世界の常識を理解する必要があります。

 その点を、投資家もユーザーもしっかり見ています。ネットにより、情報はすぐに世界中に広まります。若い人たちは、人・社会・動物・自然・地球に対して、良い会社であるかどうかで物事を強く考える傾向にあります。

 ご存じの通り、CO2の削減を推進しない会社は、取引さえできなくなる
のはもう目前です。

 社員全員が理念を理解し、それに沿った事業を行う事が、ある意味最大のリスク管理でもあり、投資でもあると考えます。「理念経営」について考えてみませんか?
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