無駄なことをたくさんしないとダメ

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ビジネス・マーケティング
研修の最後に、メタファー(伝えるべきことを伝えるための例え)としての偉人やトップランナーの言葉をいくつか紹介していきます。

合理的になるには無駄なことをたくさんしないとダメ(イチロー)

同じようなことを元プロ野球選手のイチローさんもこんな風に言っています。
私達は物事に取り組む際、最短距離で合理的な選択をしたいと思ってしまうものですが、そうしていると目先のことに振り回されやすくなります。

合理的であろうとするとむしろ非合理的になるというのは皮肉なことですが、実際、合理的なつもりでいるだけの人は多いものです。そういう人は迷走が多くなり、ロングスパンで見れば成長が鈍くなります。なぜかと言うと、移乗や微妙な変化に気が付くためには、毎日同じことをやって正常な状態を完璧に頭と体に沁み込ませる必要があるからです。変化が激しいこれからの時代、変化を敏感に感じ取って対応していくセンスが大きな価値を持ちます。一見無駄に感じられることでもそれを多く経験することこそが、変化に強い自分になることができます。遠回りなようでいてこれが最も合理的と言えるのです。

そしてまたこんなことも言っています。
「同じものを毎日食べ続けていると、わずかな違いに気付くようになる。同じメニューなのに味が違う、作っている人が違うのかなって。小さい違いに気付ける感覚を持ってほしい。野球をうまくなろうと思ったら、それはすごく大事」

これは野球以外のことでも全く同じです。「できるようになったからOK」ではなく、同じことをやっていても小さな変化に気づき、ミスの予防や改善ができるようになって初めて本物と言えるのです。マンネリ化させるのは自分自身なのです。



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