多元的無知

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ビジネス・マーケティング
次に多元的無知です。

これは「他の人もやらないのだから」とか、「重要性や緊急性は無いはずだから」という理由で、自分がやらなくても大丈夫と考えることを言います。
例えば工場の製造ラインの機械から変な音が出ている。でも誰も何も言わないし普通に働いている。何か違和感があるというのは自分の思い過ごしかもしれないと判断して異常を上司に伝えないようなときは、この多元的無知が働いていると言えるでしょう。誰かが報告をしてくれるから私は報告しないというのは傍観者効果ということになります。これによりモラルが守られていない状況が見逃されることがあります。

 仕事以外でも「道路にゴミが落ちていても誰も拾わないし、私も拾うことは無い。」「迷子になって泣いている子供がいるけど皆無視しているし私も同じでいいだろう。」などと、自分が行動すればもっと早く改善することがあってもそれを他人に委ねてしまうこともこの多元的無知によるものと言って良いと思います。


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