assertiveなコミュニケーション

記事
ビジネス・マーケティング
ではassertiveな反応とは何かを先ほどの例をベースに見ていきましょう。あなたが忙しく仕事をしている時に上司から別の仕事の指示を受けた時に、「どんな反応をするか?」でしたね?

「分かりました。早速とりかかろうと思うのですが、今私はB部長からの指示に取り組んでいます。こちらも今日が期限なのですが、どちらを優先させるべきでしょうか?」

このパターンでは「分かりました。」とまず相手の意思を受け入れています。続いて自分の状況を説明しています。これは自分のことも大切にできている態度です。

あなたが元々B部長からの指示で取り組んでいた仕事の方が優先度が高い可能性もあるわけですが、それを自分で判断をすれば上司の指示を一方的に断ってしまうことになります。
そこでこの例では判断を上司に委ねる選択をしています。こうすれば上司が仕事の優先度を考えてくれたり、調整したりもしてくれるかもしれません。
これがアサーション的な返答=assertiveです。

アサーションは言うほど簡単ではないかもしれませんが、仕事だけでなく日常のコミュニケーションの中にもアサーションを上手に取り込めるよう場数を重ねましょう。

先ほどお話したようにアグレッシブだから必ずしも相手を大切にしていないということではなく、アグレッシブが適した状況もあります。またアサーションが必ずしも双方にとって有益とも限りません。これはコミュニケーション技術の全てにおいて言えることですが、全ての局面に万能なコミュニケーションスキルは存在しません。様々なスキルを使い分ける必要があるのです。ペーシングでも使い分ける要素がありましたね?アサーションも同じです。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す