コミュニケーションにこだわる・上

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ビジネス・マーケティング
「コミュニケーションなんて勉強して何になるの?」ということを言う人がいます。そのタイプの人には仕組みやルールを重視するタイプが多いような印象が私にはあります。またはコミュニケーションが苦手だから仕組みやルールに頼りがちということも言えるかもしれません。みんな、ではありませんけど、私はそんなイメージを持っているという話です。

もちろん仕組みやルールも組織の活動にこける秩序を保つためにとても大切です。しかしそれだけでは不充分になっています。

これは日本がいろいろな意味での過渡期にあるからだと私は考えています。高度成長期であればそれこそ計画通りに大量生産することで作れば作るほど売れるというものでした。あるいはアメリカのような多民族国家であれば、仕組みやルールで縛っておかなければ組織の秩序を守ることができません。マクドナルドにせよケンタッキーにせよコカ・コーラにせよ、世界中で均質な事業展開をしている企業というのはその秩序、仕組みが実際に大きな武器です。しかしながら今の日本はそのどちらとも言えません。

(来週に続きます)

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