心配したところで何の得にもならない・下

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(昨日の続きです)

『その心配がもし解決できるのなら、心配する必要はない。解決できないのなら、心配しても仕方がない。結局、どちらにしても心配したところで何の得にもならない。』(ダライ・ラマ14世)

昨日はこの言葉の前半部分に触れる話をしました。それができれば良いのですが、世の中にはどうにもならないこともあります。例えば地震はいつ起きるかわかりませんが、「いま地震が来たらどうしよう…」なんて常に心配している必要はないわけです。

同様に他人の生き方や性格も外圧で変えられるものではありません。誰かの怖い性格、暗い性格などは私達にはどうにもできません。そもそも解決できないことについてアドラー心理学では課題の分離と言って、相手の感情は変えないと割り切ってしまいます。地震や他人をはじめ、私達にはどうしょうもないこともたくさんあります。ですから「解決できないのなら、心配しても仕方がない。」ということになります。ポジティブな人はこのような切り替えを上手に行っています。

これらの判断は問題(心配事)に向き合った経験が多ければ多いほど、脳が適切な処理をできるようになります。場数がモノを言うということです。ちょっとした心配事は“心の成長のためのエサ”くらいに考えてポジティブに向き合っていきたいものです。

(終わり)
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