新人育成記録4

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ビジネス・マーケティング
(先週日曜日の続きです)

自己有用感。自分が組織や誰かの役に立っているという実感を感じられるかどうかはとても大切です。新人というのは仕事を学んでいる過程にありますから、感覚が湧きにくいものです。マズローの五段階欲求の中の所属欲求が中途半端なわけです。

この帰属意識が満たされなければ、さらいに高次の欲求である承認欲求や自己実現欲求は満たされません。でも今の若者は帰属欲求をすっ飛ばして高次の欲求を満たそうとしてしまうから、会社の中で「折れやすい」なんてことにもなってしまっているのてはないかと私は考えています。
そこで私は新人研修でこの自己有用感や帰属意識を意識的に刺激します。ただし「帰属意識を持て」を会社に忠誠を尽くせとか命ずるものではありません。それは今の若者には合いません。そうではなくて自分の力を誰かのために役立つことによって「帰属欲求」=「社会的欲求」を満たすイメージを早いうちに持ってもらうように導きます。

(来週の日曜日へ続く)

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