他人軸強めだった私の子育て

記事
コラム
「保健室まるみ」です。

ココナラで電話相談などを
している保健師です。



今日は、他人軸強めだった
過去の私の子育てを
振り返えらせて頂きます。



私の一人息子は現在
19歳になり、大学一年生
(一人暮らし)です。



私は正直子供が苦手で、



よその子なんか
(なんか、とか言っちゃダメ)
全然可愛いと思ったことが無いし、
(なんかスミマセン)



我が子が生まれた時も、
ギリギリよその子よりは
可愛かったですが、



可愛くて可愛くてしょうがない
という感覚は、ありませんでした。




そういう感じより、
女として子供が持てた私の幸せ、
私の家族が作れたという幸せ、
そういう喜びを感じていました。

他人軸の自己中です。
(今はそういう自分を笑っています
けどね)




そして我が子を
どう見ていたかと言うと、
かなり赤ちゃんの頃から、
1人の人格、完成した人間として
見ていたのです。




私がどうしてそんな風なのか
考えてみると、




私は幼稚園くらいから記憶があるの
ですが、
その頃にはもう

●大人が子供に隠れてコソコソ相談
しているのがわかっていたし、

●そんな大人達を見て、私なりの考え
があったし、

●私はものすごいテレビっ子だったので、
大人の番組を見ていたら、大体理解
出来ていたし、

●空気を読んで、幼稚園児の自分の
言動をコントロールしていたから

だと思うのです。





とにかく、
「いつまでも子供だ」
と思っているのは
大人の勝手な思い込みだし、

「子供には言ってもわからない」
と思うのも、大人の勘違いで、

「子供は子供なりに全部見聞き
して知っているし、
感じ・考えている」

という考えを持っていました。





そして子供がその状態になるのは、
大人が思うより
うんとうんと速いとも思っています。



勿論個人差は有ると思いますが、
私の感覚では、
ハイハイする頃にはもう
そうなっていると思うのです。




そうして育てられた我が息子、
かなり小さい時から、
「自分はこれがしたい」
という主張が、
素直に、率直にできる子でした。
(生まれつきそういう性質
だったのかもしれませんが)




そして私達夫婦は、
ほとんどそれを制することはせず、
出来るだけやらせてみました。
安全だけは担保して。




子供が成長するにつれ、私は、
「この子の生き方は
私とは違って、素晴らしい!」
と感じていました。




そう、
私とはまるで
真逆の性格だと感じていました。
私には全然似ていない子だなぁ
と感じていました。




私は常に
アンテナをビンビンに立てて
親の様子をうかがっている子
でしたし、

親や先生の言うことはよくきく
良い子でしたし、

自分のやりたいことがあっても、
まず周囲の様子をうかがって、
空気を読んで行動する性格だった

からです。





しかし我が息子もやっぱり
学校などで壁にぶち当たりました。

「もう少し協調性を持たせて
周りに合わせる子になったら、
もっと人に好かれて
本人も楽に生きられるのにな」

と思う時が何度かありました。




それは誰が思ったのかというと、
息子では無く、私です。
親として謝りに行くことも何度か
ありましたからね💧




他人に謝るというシチュエーション、
他人軸の私にはとてもとても
辛いことでした。
他人に迷惑をかけて謝るって、
他人軸の人にとっての最低
だからです。




他人軸の私が、
「こんな自分軸の息子に育てて
お前間違ってないか?」
と自分を責めるんですね。





でもね、
私がそう思った時にはもう、
本人がそんな他人軸の生き方が
出来なくなってました(爆笑)。




そして子供は(どの子も)
アホではありません。




学校等で集団にもまれているうちに、
いくら自分軸と言っても、
アレンジし始めます、自分で。
実際息子はアレンジし始めました、
自分のやり方で。



小学校6年生くらいから
だったかなぁ。



自分の意見をただ強く主張していても
上手く行かない、
と思い知るんですね。

そしてやっぱり息子も(誰もが)
友達と仲良くなりたいのです。





自分の到達したい旗印が
とてもハッキリ見えている子
ではあったので、
どうやったら
あそこに辿り着けるのか、
親に相談する様になりました。



そして
放っといても自分で考える様にも
なって行きました。




私はこんな子育ての中で
少しずつ自分軸を育てる練習
させてもらったと思っています。
(今は結構自分軸入ってます 感謝)




そして最近19歳の息子に
「私はあなたがやりたいと言った
ことは、何でもやらせたよね?
あれダメこれダメって
言わなかったよね?」
とドヤ顔で聞いたんです。



そうしたら息子、
なんて言ったと思います?



「えっ?そうかなぁ。」
って、
全然そんな風には思っていない顔
だったんです。




エーーーーーーッ!
マジでーーーーー!




こういうことですよ、子育って。
こちらの思いがそのまま子供に
伝わっているとは
限らないんですよ(笑)




実際、彼は彼なりに
様々な制限があったと
感じているんでしょうね。




でも最後に息子は言いました。
「まぁ俺はここまでの人生に
悔いは全く無いけどね。
もしここで死んでも満足だよ。」
って。




母はこの言葉で満足です♥
ではまた。






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