依存されやすい立場だからこそ

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今日は、恋愛心理アドバイザーが「依存者」を生み出さないためにしている対策についてご紹介したいと思います。

私自身、ご相談者様から依存されやすい立場であるという自覚があります。

でも、「私からのアドバイスがないと何も動けない」こういったご相談者様を生み出してはいけないと思っています。

いずれはご相談者様が私がいなくても自分で考えて動けるようにすることも私の役目です。

復縁(恋愛)相談の最初は、ご相談者様は「手も足も出ない」という状態になっていることが多いです。ご相談者様自身がどこから手をつけていいか全く分からなくなっている状態ですね。

なので、ご相談の初期は私も手取り足取りで上手くいくための手順や相手へのおすすめの連絡内容など親身に教えています。

でも、その後も毎回「会う日時や場所」「会話や連絡の内容」「デートの服装」など、細かいところまで逐一確認してしまうご相談者がいると、「私が介入しすぎて、本当の姿のご相談者様とお相手様が向き合う機会を奪っているのでは」という危機感を感じます。

数回なら良いですが、それが何度も続いてしまうと、「私がいなくては何もできない状態にしてしまっているのでは(=依存状態にしてしまっている)」という不安を感じてしまうわけです。

頻繁な私からの指示で動いたご相談者様は、確かに復縁成功率は高いです。ただ、復縁した後がスタートですから。

だいたいそういったご相談者様は復縁した後はもう目標を叶えていますので、私に頼ることをしなくなります。そうなると、やっと私の介入なしで「本当のご相談者様とお相手様が向き合う機会」がうまれます。

そこで、ご相談者様の本来の実力が出てしまうわけです。自分で考えることを放棄していたご相談者様は、「実力」がついていません。なので、「復縁まではすごく魅力的に見えたけど、復縁した後は違うように感じた」という理由で振られることになってしまいます。

私はココナラ以外でもサービスを提供しており、少ないときでは1日に3人ほど、多いときでは1日に5人以上のご相談にのっています。

なので、一人のご相談者様にずっとべったりというわけにはいきません。一人のご相談者様で精神的に疲弊することもできません。

なので、私からのアドバイスは参考程度にして、いずれはご相談者様が「自分で考えて行動し、自分の行動に責任をもてるようになる」ということを目標に私も動いています。

そのため、ある程度ご相談にのった後は、相談初期の手取り足取り感はなくなり、「ご相談者様が自身で考える機会を設ける」というやり方に変えています。

依存から自立に向けた手助けは行いますが、基本的に何でもかんでも細かいところまで教えるというやり方ではなくなっていくのです。

でも、自分で考えることを放棄しているご相談者様はこの段階で怒り出します。

「前はもっと親身になって考えてくれたのに」「自分では分からなくて頼っているんだから、もっと具体的に教えてください」という感じですね。

怒りを向けられるのは、それだけ依存させてしまった証拠ですから、この段階で私は「今まで親身になりすぎてしまった」と反省します。そして、「もっと距離をとらなきゃ」と考え、動くようになります。

ご相談者様を指示待ち人間にして依存させてしまうと、長期的な目で見て、ご相談者様のためにはならないからです。

いつでもどこでも私を頼ってもらう、というのは、私が望んでいることではありません。

ご相談者様が私からのアドバイスによって道が開け、いずれは私の元から自信をもって去っていく、というのが私の理想なのです。

私も2023年8月~12月まで休業していたように、持病の症状次第で、いつまでこの仕事が続けられるか分かりません。

なので、今後のためにも「私がいないと何もできない」というご相談者様は少しでも減らしておかなければいけません。

もし、「ずっと指示をほしい」というご希望がある方は、他の方が出品している電話相談の方が良いと思います。

私のサービスは「ご相談者様をできる限り依存させないやり方」にしていますので、満足できないことだと思います。

以前、「24時間相談し放題」「1週間相談し放題」というサービスを提供していたことがありました。(ご相談者様から上記のようなサービスのご希望が多々あったからですね)

でも、このサービスは「私に対して常に依存してしまう方」を大量に生み出してしまう結果となってしまいました・・・・(今ではとても反省しています)

何かにすがりたい人、依存したい人は、お金には糸目をつけません。

なので、私から距離をとらない限り、永遠に私に依存してしまうようになるのです。私も心身共に疲弊してしまう結果となりました。

お互いのためにならないと分かった段階で、私は上記のサービスを撤廃いたしました。

私は「自分の時間>>>>越えられない壁>>>>お金」という優先順位で生きています。

精神的に余裕がなければ、ご相談者様に対しても親身になることはできないからです。(時間に余裕がなければ、質の高い心理分析もできません)

私は、ご相談が来ないなら来なくても良いと思っています。

ご相談が来ない、ということは、今まで相談してきた方々が「私を必要としないほど、前向きに生きることができている」と考えることもできるからです。

いつも頼ってもらえること、必要としてもらえることはとても嬉しいことですし、有り難いことだと思っています。

でも、それが頻回に続くと、「依存させてしまっているのでは」と私も不安になってしまいます。

依存は、依存が解けた後「なんであんなにお金を使ってしまったんだろう」と後悔してしまうケースがとても多いです。

私はご相談者様に時間も労力も使って誠実に向き合おうとしている自覚がありますので、あとで「相談した時間もお金も無駄だった」と思ってほしくないのです。

なので、できるだけ依存されないように、自立に向けて促すこともあることをご理解ください。

なんでもかんでも頼る、というのではなく、「問題が起きたときだけ(関係性に変化が起きたときだけ)頼る」「自分でも考えたけど、それでも分からなかったから(本当に困ったときだけ)頼る」ようにしたら、私に依存することなく生きていけると思います。




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