英語のパワーポイントを作るための技術

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ビジネス・マーケティング
ココナラにはパワーポイント作成サービスは数多くアップされています。私も日本語のパワーポイントはできるのですが、それだと多くの中で埋もれてしまいます。デザインがいいとか、わかりやすいとか、仕事が早いとか言っても、それは主観的なもので、皆さん同じような主張が可能なので、どうしても差別化には繋がりません。そこで自分を差別化するために考えたのが「英語のパワーポイント」ということでした。

私は、長年海外向けの広告をサポートする広告代理店にいて、シンガポール、インド、香港などの現地法人で勤務していたこともあり、パワーポイント資料は英語でも日本語でもかなり沢山作ってきました。自社を紹介するプレゼンから、クライアントの商品企画プレゼンのための資料、技術開発資料、クライアントに企画を売り込むためのプレゼン、さらには自社の役員会議のための事業報告書まで、様々なジャンルの資料を作ってきました。

広告クリエイティブ、媒体企画、マーケティング戦略、販促企画、イベント、商品開発、事業計画書、経営書類、総務、法務、人事、市場調査など、様々な分野に関わってきました。また、クライアントも、ビジネス機器、精密機器、カメラ、半導体、通信機器、医療機器、エネルギー、化粧品、自動車、食品、観光など、B2BからB2Cまで様々な分野を手がけてきました。しかも英語と日本語の両方です。だから、ほぼどのような分野でも対応可能なのです。

私のスキルを整理すると、こんな感じになります。

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というわけで、「英語のプレゼンテーション」を自分の売り物にしてみようと思ったわけです。英語の翻訳ができる人は沢山います。パワーポイントのできる人も沢山います。でもその両方をビジネスレベルで行える人は少数です。そのジャンルはまだ明確に認識されていないのですが、それこそ「ブルーオーシャン」だと思ったわけです。

「ブルーオーシャン」のジャンルは、既成のジャンルには入りきらないものです。なので、このサービスをまずは「ビジネスサポート・代行」の中の「資料・企画書の作成・添削」にしました。

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また、翻訳のカテゴリー、またコンサルテーションの海外進出のカテゴリーにもアップしてみました。実質的には同じような内容なのですが、ちょっとずつ見栄えを変えてアップしました。

ちなみにこちらが、翻訳のカテゴリーにアップしたものです。

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そしてこちらが海外ビジネスのカテゴリー用のものです。

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それぞれの案内の中でも強調しているのですが、プレゼンテーション資料で重視しているのが、こちらのポイントです。

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この図に示されているような様々な要素が統合されて初めて効果的なプレゼンテーションになります。どれか一つでも欠けていたらダメなのです。

たとえば、文章が完璧でも、書体が古臭かったり、和文書体で英文を組んだりすると、海外の人から見るとちょっと首をかしげる見かけになります。また、英文には日本語と異なった文字組みのルールがあります。これを無視すると、信頼性に影響を与えます。

私は長年、英文カタログや、英文広告のデザインや、編集、コピーライティングをやっていたので、フォントや文字組みのディテールがとても気になってしまいます。パワーポイントのデザインにおいても同じことが言えます。

もともと日本のプレゼンテーションは、文字や図表がぎっしり詰め込まれたスライドが普通でした。スライド上の細かな文字や、図表を、説明に合わせて追っていくのは見ている側からするととても大変なことです。情報量が多すぎると、途中で疲れてしまい、内容を読むことをギブアップしてしまう可能性もあります。そうなるとプレゼンテーション自体がうまくいきません。

最近の国際的なプレゼンテーションは、文字が最小限に抑えられているものが多いです。スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションなど思い出していただけるとよいのですが、重要なキーワードが一言だけ、あるいは、言葉のないスライドもあります。大事なのは、プレゼンターの言葉で、スライドはあくまでもプレゼンテーションを支援する脇役なのです。それを十分認識してスライド作りをすることが大切です。

スライドに書かれている文章をそのまま読み上げるだけだと、視聴者はプレゼンターの話を聞く意義を疑い始めます。スライドの文字を読むだけでいいし、プレゼンターの声を聞いても新たな情報は得られないと思ってしまいます。

スライドの文字と、喋り言葉は、適度に違えることが必要ですし、スライドの文章をわかりやすく伝えるため、言葉を補足したり、アドリブを挟む感じの説明が効果的です。

これは日本語のプレゼンでも同様ですが、国際的なプレゼンの場では、聴衆もプレゼン慣れしている人が多いので、レベルの高いプレゼンテーションを行う必要があります。プレゼンテーションの成功は、プレゼンテーションの中身だけでなく、どう表現するか、どのように見せるかをよく考え、デザインしていくことが重要です。


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