家族そろってダイエット

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コラム
小学生で人生初のダイエット体験をした私ですが、
食べることを控えるのは、やはり難しいことでした。

私の父は、アルコールを1滴も飲みませんでした。
その代わりというか、かなりのグルメで、特に洋食が大好きでした。
私が子供の頃は、今のように小洒落たフランス料理の店とかは少なく、
洋食を食べるにはホテルのレストランに行くことが多かったです。

忙しかった父とは、あまり旅行とかにも行けませんでしたが、
旅と言えば、観光目的ではなく、全国の美味しいホテルレストランが目的でした。

母もまた、料理が得意で、父に連れて行ってもらったレストランの料理を再現したりして、食卓にはいつも高カロリーな料理が並んでいました。

そんな家族の元で育った私が、食べることを我慢することはもう無理に等しい(笑)。

が、ある日突然、この生活に変化が訪れることとなりました。
それは、私が中学3年の時でした。

父が単身赴任をし、兄もまた就職で自宅を離れることとなったのです。
家に残ったのは、祖母、母、私の女性3人となりました。

3人揃って体重オーバーでしたし、祖母も母も高血圧で、医者から減量を薦められていました。
母は、「人生で一度は普通サイズの服が着たい」という願望も持っており、
この際、女性3人、揃ってダイエットをしようということとなったのです。

料理が得意な母は、工夫を凝らし、様々な料理を作ってくれました。
今、どんな料理が印象的だったかと言われても浮かんでこないのですが、
その年の冬は、鍋料理がやたら多かったことを覚えています。

今日は、魚、明日は鶏肉、で次は湯豆腐、しゃぶしゃぶ…。
と、メインを変えながら、鍋が続く…。

女性ばかりの3人ですから、誰も文句を言わないし、おしゃべりしながら美味しく頂いたものです。

ダイエットという目的も同じだし、お腹いっぱい食べていたし、栄養バランスもバッチリだし…鍋最高!

肝心の体重ですが、少しずつ変化がありました。
中学卒業間際には、たしか3キロほど減っていました。
たった3キロ?って思われるかもしれませんが、
女の子が一番、太る時期に、マイナス3キロってかなりな事!

小学生での縄跳びダイエットがプロローグだとしたら、
ここからが私のダイエット人生の幕開けだったのかもしれません。


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