自己診断におけるメリット/デメリットについて

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こんにちわ !

自分を知るために発達障害の心理テストであったり…
自分がうつ病なのかを知りたいために自己診断テストをやってみたり…
そのような自己診断をやってみた経験ありませんか??

そんな自己診断のメリットとデメリットを知っておくのも実は大切だったりします。

何よりもデメリット/注意点について知っておかないと、返って自分を追い込んでしまうキッカケにもなってしまいます。

そのためまずは先に注意点について、そしてメリットについても少しお話していこうと思います。

自己診断における注意点


自己診断はあくまでも自己であり、それを試みる方の多くは対象への知識をしっかりと有していない場合がほとんどです。

そのために間違った、または偏った自己診断をしてしまう危険性がとても高いといったリスクも存在します。

今までの世間的な例でいえば、アダルトチルドレンや発達障害のADHDが有名でしょうか。

最近ではありませんが、アダルトチルドレンという言葉と特徴などをメディアが報じることによって、類似した特徴を有していると思った方々が…

「自分はアダルトチルドレンかもしれない」

と思い、パソコンや携帯を使い自己診断を行って、自分が当てはまるかを調べる方が大勢いました。

そしてその自己診断によって,自分が当てはまると思う項目にチェックを打ち、簡単に結果を知ることができてしまいます。


しかし,実は自己診断をしているときにこそ、大きな落とし穴があるんです。


自己を診断するときは客観的 に診断することが非常に困難になってしまうために、どちらかに考えが偏ってしまうことがよくあります。

「自分はアダルトチルドレンかもしれない」

といった先入観によって、自分がアダルトチルドレンである根拠を無意識的に探してしまう確証バイアスが働いてしまいます。

逆にいえば「自分はアダルトチルドレンであるわけない」といった先入観によって、否定する根拠を無意識的に探してしまいます。

そういった先入観とバイアスにより、項目の選択が自然と偏ってしまったりと主観性が強く出てしまうことが非常に多いとされています。

これらの認知機能は意識をしても回避することはとても難しいために、自己診断では妥当な診断が困難になります。


妥当な診断をするには客観的に診断をする必要があり、そのためには正しい知識を持ち,自分ではない医師である必要があるんです。

そして偏った考えによって得た診断結果は、とりわけ悲観的なバイアスによって操作された自己診断は否定的感情を強めてしまうために、自分を追い詰めるものにもなってしまいます。

1人でそれらを全て行えば結果的に他者を頼る機会の減少にも繋がり、診断を信じることでのショックが大きいものへとなることも十分にあるんです。

自己診断にはこういった注意点やデメリットがあることを必ず知っておきましょう。

メリットについて


自己診断はデメリットがある一方で、注意点をしっかり理解しておけば大きなメリットにも繋がります。

まず1番大きいメリットといえば、対象(疾患など)を知るキッカケになることです。

例えばアダルトチルドレン関連の自己診断をすることによって、アダルトチルドレンの特徴などを知ることができますし、さらに知ろうと思う方は深く調べる機会を得ることもできるため、アダルトチルドレンの基本から専門的なことまでを理解することができます。 

正しく理解することができれば,アダルトチルドレンの方をサポートすることもできますし、仮に自分がそうだったとしても問題解決をしていくうえで大いに役に立つでしょう。


他には自己診断を行うことによる気分の緩和を期待することもできます。

自分がそうかもしれない、違うかもしれない…といった不安な思考に圧倒されているとき など、実際に少し自己診断をして結果を見ることによって、どこか心がホッ安心することもあります。 

気分が悪化していれば問題が発生したときの障害ともなってしまいますし、生活にも支障が出てしまうことがあります。

そのためにも気分の緩和はとても大切であり、自己診断の大きなメリットともいえるでしょう。

一方こちらはデメリットである悲観的なバイアスに十分注意が必要であり、思考が混乱しているときは客観視を困難にしてしまうことも多くあるために、少なからずリスクを伴うかたちにはなってしまいます。


これらのメリットは、自己診断によるデメリット・注意点をしっかり理解しているからこそメリットが存在します。

もし自己診断をするのであればデメリット・注意点を知らないと大きなリスクを伴うことを理解したうえで、行うようにしましょう。

そして自己診断をするときには診断を信じすぎずに、あくまでも参考資料,1つの情報として捉えるようにしましょう。

もし本当の正しいとする診断結果が知りたいのであれば、必ず医師による診断を受けることを強く推奨いたします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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