市場調査から仮説立てを行い情報を進化させる

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ビジネス・マーケティング
市場調査を行うにも幅広い目的があると思います。
ただ一つ共通して言えるのは、情報を集めた上でそれをどう読み解くのか?
この読み解き方の質によってその後の結果が大きく変わってきます。

顧客/市場の情報を集めた時にまず頭に浮かぶのは次のようなことがと思います。
・XX市場は今後も拡大していくのか、それならチャンスだな!
・消費者アンケートでは○○の商品を展開したらよさそうだな!
・ビジネスチャンスは多そうだし、トレンドを抑えて展開してみようか!
・明るい材料もなさそうだし、やっぱり新規参入はやめておこうかな・・

ちょっとお待ちください!
早計な判断は命取りとなります。

一度じっくりと情報に向き合ってみましょう!

例えば美容室の開業を予定している場合、どこに出店するか、どんなお客様をターゲットにするか検討するための調査を行うとします。

調査結果をみるとある特定エリアでは競合も少なく、かつ出店コストも安い。
一見チャンスの様にみえますね。
一歩踏み出すのをグッとこらえて、ここで考えるべきことは、なぜ競合が少ないのか?何か問題があるのか?特別な事情が存在しているのか?などです。

単純に理由を調べようと思っても、実は簡単には答えが見つかりません。
漠然の調べるには時間とコストが掛かります。

そこで必要なことが"仮説立て(≒想像)"です。
具体的には「もしかしたら、一つの競合が強すぎて他社が撤退したのではないか?」「元々あった美容室の多くはオーナーの高齢化で店を畳んだから?」「人口の高齢化が進んでいるということは、今後マーケットが縮小していくのではないか?」「単純に新興住宅地でまだまだ参入が進んでいないだけではにか?」

ネガティブな要素とポジティブな要素が思い浮かびます。
それを一つ一つ潰していくことになります。

関連するデータを集めることで、真実が見えてきます。
上記の例であれば、高齢者が多く、人口が減っている地域であれば目先はチャンスかもしれませんが、長期的には難しくなるでしょう。
一方で、単純にこれから開発が進む地区であれば、今は市場が小さいものの、将来的には広がる可能性が高いため、出店することで、先行の利を得ることができるでしょう。

このようにある事実から情報を進化させることで、正しい意思決定に繋がっていきます。

変化と競争が激しい世の中で仮説思考は大切なスキルになります。





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