事業再構築補助金の申請も早いもので次回が第7回となります。
申請開始時期が8月下旬になる予定ですので、目下事業計画書の作成に勤しんでいる企業様も多いのではないでしょうか?
ここでは市場環境分析について必要な観点をお伝えできればと思います。
申請を行うにあたっては、いかに市場の成長余地があり自社が取り組むには魅力的な市場なのかを定量的・定性的に示すことができるかが重要となります。
そのため何を調べるとよいか?を考えると、例えば以下のポイントなどを考えることになります。
Q.該当する市場は新たに取り組むほどに、当社にとって収益を上げられる余地があると考えられるか?
Q1.ターゲット市場規模の過去とこれからの成長性は?(全国を狙うのか、もしくは特定の地域を狙うのか?リアルに行う事業展開を踏まえて調査が必要)
Q2.ターゲット市場が伸びているもしくは横ばい、縮小している理由は?
Q3.主要な顧客層は?
Q4.顧客が感じている既存製品/サービスのメリット、デメリットは?
Q5.どこに独自性を打ち出すと後発参入でも商機が見出しうるか?
Q6.競合企業はどのような企業があり、成功/失敗しているか?
申請書は枚数が限られているため、市場環境に使えるページ数は多くてもwordで2ページ、通常1.5ページくらいが目安になります。
そのため上記の項目全てを網羅するとオーバーしてしますこともあります。
あくまで申請を通すために定量的に市場の魅力を審査員に分かりやすく示すのであれば、ポイントをさらに絞って資料を作成するのも一手となります。
より踏み込んで、事業戦略に生かすことを見据えた場合には、調査においても深い論点の設定が必要となります。
私自身もアップデートした考え方がありますので、また別の記事でシェアできればと思います。