市場調査後に起こしたい行動から目的を考える

記事
ビジネス・マーケティング
新規事業を立ち上げるために市場調査を行いたい。既存市場の競合調査を行いたい。社長に言われて調べなければならない。

市場調査を行うにも色んな背景があると思います。

調査を行う上で気を付けなければならないのが、とにかく調査を行うことで正解が見つかるわけではないということです。

ついつい、万遍なく網羅的に情報を集めて、そうすれば何かがみえてくると思いがちになります。

ただ全てを集めると、かなりの時間が掛かる上に、8割の情報が今必要なかったなとなってしまいます。

なぜそういったことが起きてしまうかというと、調査後の行動のイメージが曖昧な状態であるためです。

例えば、「新規参入するために調査を行いたい」では調査開始!
とした場合何から始めますか?

新規参入するので、まずは「市場はどれくらいの大きさなのか?」あとは「最近ヒットしているものはなんだろう」「他には・・・」

これだと、前提の調査を行う理由が曖昧なため、あれもこれもになってしまいます。

まず考えたいことは、新規参入することは決まっているのかどうか?
決まっていないのであれば、どのような評価基準(意思決定するためのポイント)を持つのか。これを先に設定しなければなりません。

仮に新規参入をするかどうかを決定するための調査の位置づけであれば、①市場規模が拡大しているのであれば参入、縮小しているのであれば参入しない。②主要顧客層が当社が得意とする20代30代であれば、勝ち目がありそう。60代以上であれば、新たな顧客層を獲得しにいかなければならず、自社のリソースを割くことができない。etc..

意思決定のポイントを明確にすることで、自ずと調査が必要が項目が浮かび上がってきます。
今回の意思決定に必要な項目が情報が分かれば、結果を受けて行動に移せますよね。

何をするのかを思い浮かべた時に抽象的だなと感じたら、一度立ち止まって考えてみると正しい方向に持っていくことができます。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す