【魅惑のビジネスナンバー】 なぜ人は「7」 が好きなの?

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ビジネス・マーケティング
お気に入りの数字がみなさんあると思いますが、
アジア人が嫌う数字といえば…「4」。
中国語や日本語で4は「シ」と読め、死を連想させるために
アジアの多くの企業ではこの数字を避けるようになっています。
建物や飛行機の座席、アパートや病院の部屋番号、スーパーの通路などで避けられる数字。


そのため、欧米の企業はローカライズする際に「4」を変更する傾向があり、
例えば、アルファロメオはシンガポールでの販売の際144モデルの車の名前を変更。
ノキアは「4」で始まる携帯電話モデルの発売をストップした。


では、みんなが好きな数字は何でしょう??
はい!やっぱり「7」だった。
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日本でもラッキーセブンという概念は浸透しており、
「7」 は幸運の数字ですね。
お隣韓国でもやっぱり7
好きな数字は?と尋ねられると7と答える人は多いという。


【イギリスの『素晴らしき数学世界』による調査】
全世界の3万人からそれぞれ好きな数字を投票。
その結果、1000にも及ぶ数字が投票されたが、
その半数近くは1から10の間の数字を選んでおり、
特に 「7」 という数字が圧倒的に多かった。

第1位 7(得票率9.7%)
第2位 3(得票率7.5%)
第3位 8(得票率6.7%)
第4位 4(得票率5.6%)
第5位 5(得票率5.1%)


〇ではなぜ人は7が好きなのか?

理由①
マサチューセッツ大学の心理学者スーザン・クラウス・ウィットボーン氏によると、7を説明するにあたって、7つの大罪や第7天国までといった宗教的、心霊的な事柄を結びつくから。

理由②
心理学者のジョージ・ミラー氏によると、わたしたちの短期記憶が一度に覚えられる限度は、7プラスマイナス2のユニットまでのため、文字や数字を5個から9個(理想は7)の塊にすれば、無限に覚えることができるという。

理由③
調査を行ったベロス氏によると、7を好むもっとも多かった理由のひとつは、
自然界に7という数字がついてまわることと関連しているに違いないという。
例えば、夜空に見える天体は、水星、金星、火星、木星、土星、太陽、月の7つがあり、どれも常に動いている。また一週間は7日、虹は7色、世界には7つの大陸と7つの海がある。
さらに、7はわたしたちが両手の指で数えることができる数字だが、
1から10までの数字の中で均等に割り切ることができないのに加えて、倍にすることもできない。1から5は倍にすると2から10になるし、6、8、10は2で割って3、4、5にできるし、9も3で割って3にすることができる。
だが7は特殊だ。ほかの数字とひとつのグループにくくることができない独立性があり、孤高。わたしたち人間はその算術的な特殊性を文化的に解釈し、
7にまつわることは特別だと考えたのだ。

人が1から10までの数字の中で7を選ぶのは、意図的でなく、いかにも自由にランダムに選んだように見せたいという欲望なのではないかという。
ということで、困ったら7を選ぼう。


Q:では、ここで問題です。

世界でのほとんどの国で「7」が1番人気だったのですが、
中国は例外でした。中国人が好きな数字は??

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答え
「8」

中国で頻繁にみられる「8」の奪い合い。
イベント、航空会社、自動車、マイクロチップのタグ、レストランのメニューなどでも8のオンパレード。
北京オリンピックは2008年で、現地時間8月8日の午後8時8分8秒に始まり、
ペトロナスツインタワーは88階、四川省成都(都市コード28)にある四川航空は、超覚えやすい電話番号8888-8888を28万米ドルで購入したと言います。

中国向けのビジネスには、「8」をお忘れなく。

ちなみに、タイ、ベトナムでは「9」が一番人気であります。


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