【労働生産性を上げる方法】 日本はなぜ低い?

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ビジネス・マーケティング


日本の労働生産性は低い低いと
ビジネスサイトではダメに国、日本として扱われていますが、
そんなに低いのでしょうか??

OECD加盟諸国の労働生産性(2018年)をみると、
日本は36ヶ国の中で21位。主要先進七ヶ国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本)の中では最下位。
あらっ、やっぱり低い。

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とはいえ、この生産性のランキングを紐解くと
1970年は20位。バブルに向かう絶好調期の1980年も20位。
バブル最高潮の1990年も19位とさほど変わっていません。

生産性が低いのはウソでは??と思うところもあります。
そしてなぜ、OECDによるランク付けが低いのでしょう?


それには主に2つの理由があります。
〇モノが安すぎ
〇金融に弱い

まず「モノが安すぎ」論ですが、欧米から比べるとやっぱり安い。
レストランの食事から、美容、家電など、確かに安いのですが、欧米を外した海外と比較すると、そこまで安くないんじゃないと感じます。
この訳は、、安いのと同時に、旨すぎる、素材が良すぎる、故障しない。
などが関係しています。レストランでは、安くはない食材を安く提供。
美容院では高品質のカット技術で丁寧に仕上げ、
家電は何十年も故障しない良質なものを作りづ付け。。。

超褒められることを、しっかりやっているのが日本人。

一方、海外の家電はあえて故障するように作られています。
これはもちろん購入のサイクルを上げるためであり、過去にしっかり作ってしまったマイクロソフトが苦戦し、ウィンドウズを数年ごとにアップデートして使えなくしています。

アップルやグーグルでも結局数年で最新OSに対応出来なくなり、買い替えを迫られます。こんなビジネススタイルは海外では当たり前のことであり、家電もすぐに壊れ、レストランでもチップ貰わないと真面目に働いてくれません。

一方、
「やりがい搾取」が横行する日本では、笑顔が神であり、製品は使ってくれる相手の顔をイメージしながらという、誰のために頑張っているの??
という状況ももしばしば。


また、あまり語られませんが、クリエイティブな作業について、
安すぎなのも生産性を下げている理由の一つ。
元来、クリエイティブ業界は、子弟制度が基本スタイルであり、
ただ仕事なんてものが死ぬほどありました。
私も弟子入りして6年ほどは、ノーギャラ、テレビ局の弁当だけが喜びなんて期間もありました。

しかし、作家として売れたら女優と付き合える!フェラーリに乗れる!
という「マスコミドリーム詐欺」に汚染されており、ノーギャラだろうが、夢に突き進んでいました。

でも気づくのです。その後マスコミ業界は冬の時代に突入し、
ディレクターも使い捨て、ADは一生出世しない、プロデューサーも領収書が切れないという状況が続き、そこからマスコミドリームが崩壊。

徐々に作り手が業種を変えていく中、台頭してきたyoutubeによって
技術がない自称クリエイターが登場。
さらにランサーズやココナラのようなワークスタイルが広まり
創作がほとんど無料みたいな世界になってしまいました。

ということで、もう生産性を上げるしかありません!

【問題】
ランチ後13時からのお仕事です。
次のうち、どちらの方が生産性があがるでしょう?

A:すぐにお仕事に取り掛かる
B:10ほどお笑いのビデオを見てからお仕事する






【答え】B

イギリスの研究によると、
すぐにお仕事に取り掛かるよりも、10分ほどお笑いのビデオを見たり、
美味しいおやつを食べてリラックスしたりしていた社員の方が生産性が
高いことが分かっています。

行動を起こすとき、人間は幸福感をもってやる方が能力は高くなります。つまり、お仕事に取り掛かる時は…自分の好きな事を見たり、したりして取り掛かった方が生産性が上がるのでした。
また、幸福感を持っている人間と持っていない人間が競争すると、幸福感を持っている人間の方が優れた結果を出すという研究結果もあります。

最後に、
労働生産性が高い国1位はアイルランド、2位はルクセンブルクであり、
アイルランド、ルクセンブルクの主要産業は金融であります。
どちらも小国だからこそ金融に特化して発展した国であり、
これから少子化、製造の減少が加速する日本において、
一日でも早く金融の勉強をしておいた方が良いに決まっています。
そして、どちらの国も幸福度ランキングが高い国なのでした。

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