【値段設定のヒント】心理学から導かれる儲かる数字とは??

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ビジネス・マーケティング

みなさん好きな数字ってありますよね。
よく車のナンバープレートに落とし込むように、例えば高知県に多いナンバーは「10‐91」と言われていますが意味分かりますか?? 
1091=入れ食い
そう漁港関係者多い高知では、このナンバーが多いみたいです。
ちなみに、ナンバープレートで真ん中に「-」が必ず入りますよね。 
これに理由わかりますか?? 
実は、記憶しやすいためなのでした。 
4桁くらい覚えろよっていうツッコミは止めてください。 
あくまでも緊急な時だったり、覚えようとしてみるというシチュエーションでなく、 人がぼっとしてても、思い出しやすいようなツールとしてだったのです。 
という訳で、本日は数字が持つ不思議な心理効果
A:「私のこと100%信じて大丈夫です」
B:「私のこと99%信じて大丈夫です」 
この2つがある場合、あなたはどちらの言葉を信じますか??
100%と言われると、やっぱりちょっと胡散臭いですよね。 
数字を使って、人を説得する場合は、切りのいい数字に比べ 
端数を利用する方が信憑性においてぐっと増します。 
「5」などの数字をあまり使わず 、
中途半端な数字を並べたほうが信じてもらいやすいのです。 
商品でよく見かける1980円も端数効果の一つ。 
2000円とか、切れのいい数字を適当に決めた数字だと感じ、 
端数のある数字は、意味のある数字、 
理由付けされているものだと勝手に解釈しようとするのです。 
では具体的な数字についてみて行きましょう。 

端数効果の心理学「8と9」

例えば、2000円よりも1999円の方が安く感じますよね。
わずか1円や10円の違いとはいえ、驚くほど安いと感じられるのは、 
端数効果によるものなのです。 スーパーに行きますと、驚くほど端数には「8」と「9」ばかりが使われています。
アメリカの研究者が通信販売にて価格の端数を8か9にすることによって.
販売数が圧倒的に増えたという研究結果があります。 

では8と9ではどっちが良いの??

アメリカのスーパーマーケットを覗いてみますと 
驚くほど「9」で終わる数字が多いのをお気づきでしたか。 
でも、なぜ9が多いの?? 
実はこれ。消費者テストを何度もした結果結果を踏まえたものなのです。 
テスト内容とは10 個の商品の価格をどのくらい正確に覚えているかを試したもので、 その結果、判明したのは「9」以外の 7、6、5、4 などの端数を用いても、 お客の多くが「9」と答えたというものである。 
米国の小売業が「9」という数字を末尾に使うのが当たり前になっているため、 消費者の方が末尾は「9」だと錯覚していたのです。 
それなら、ほかの端数より少しでも利益が取れる「9」を使おうということで
「9」が一般化したのでした。 
 ちなみに日本では1999円より1980円の方が多いですよね?
これは日本では、「八」という数字が、末広がりで縁起が良いと 
されているため端数に「八」を使うことが多くなっているのです。 

アンカリング効果に騙されるな

Wishというアメリカの通販サイトをご存知ですか。
日本語版もありますので、一度見てみると面白いと思います。 
アマゾンもそうですが、かなりアンカリング効果を多用していますよね。 
例えば、定価15000円⇒3000円といった具合に。 
そのWishはもう一歩先を行っており、 
購入した際「あなたは12000円儲けました」という表示が出るのです。 
全く儲けていなく、ちょっとやりすぎな感じもするのですが。 
そう、これがアンカリング効果です。
トランプじゃないですが、ふっかけた方が得なのです。 
最初にある数字を示されると、無意識にそれが基準(アンカー)となってしまい、 その後の判断で影響を受けてしまうというものです。 
例えば、15000円のコートがあった場合、
通常であれば顧客は製品の品質や利用価値に注目して、
価格に見合ったものかどうかを検討して購買行動を行います。 
ところが、「通常価格28000円→特別価格15000円」と表示することで、 
先に提示した通常価格28000円という情報がアンカーとなり、 
マジ??得した!!という判断になり購入につながるという訳なのです。 
また最初に高い数字を提示しておくと、
高い数字が印象に残り、そのあとの商品を安く感じる効果と、 
こんな高い商品を扱っているのだから他の商品の質が高いだろう、 
と思わせる効果もあるのです。 

嘘の五三八

日本人はウソをつくときに、5・3・8という数字をよく使いやすいというのをご存知ですか。 例えばこうです。日本人は伝票や数表で、架空の数字をでっち上げる場合には、 下1桁に3,5,8を多用する傾向にあるというのです。 
統計学的な根拠はなく、税務署や経理、税務のプロの間では語り継がれているチェック方法でした。

世界のみんなは3が好き??

マジックナンバー「3」をご存知ですか??
マジックナンバーとは「良く分からないけど、この数字を使うと物事がうまくいく」 。または「良く分からないけど、ある事項でこの数字が頻出する」というもの。 
3という数字は人間が認知する数で多寡の分岐点に位置して「ほどよい」バランスがある 。3という数字は、よく「マジックナンバー」と言われ、 
人間が最も理解しやすい箇条書きや項目の数であると言われています 。
ジョブズも必ず「3」を採用しており、プレゼンによく登場していましたよね。
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