つきこの部屋#11~インナーチャイルド(1)

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こんばんは。
つきこです。

私は、中学生の頃から、自分の生きづらさについて調べてきました。
よくわからない場所に無理やり連れてこられたような違和感。
その謎を解くために、学校に通いながら、仕事をしながら、子育てをしながら、心理学の本を読んだり、カウンセリングを受けたりしてきました。

アダルトチルドレン、発達障害、HSP、ヤングケアラー・・・時代とともに新しい言葉が生まれ、それで救われるもの、それでも救われないものがいて
家族療法、認知行動療法、インナーチャイルド療法、フォーカシング、EMDR・・・これまたいくつもの方法が示されてきました。

その上に、スピリチュアルが乗っかって、生きづらさを抱える人たちは、彷徨うわけですけれど、私もまた、どこに着地するのかわからないまま彷徨っていました。

基本的なカウンセリングの本をいくつも読み漁っていた私は、占いに関心を持ってはいたけれど、しっかりした枠組みのある心理学や精神医学のほうが安心でした。なので、私のベースはそこにあると言っていいと思います。

さて。

インナーチャイルド。内なる子ども。
トラウマがあるのではないかと疑っていた頃、インナーチャイルドに出会うというものを何度かやってみたことがありました。
「ええかっこしい」の私は、なんとかそれらしき子どもと出会うことはできたものの(セラピストの手前、何か言わねばみたいな気持ちがあって)、何かしっくりこない感覚があり、なので、生きづらさが解消されるところまではいかず、ただ内なる子どもを意識することで少し解決の糸口をもらったような気がしたのでした。

それから何十年か経って、私は一人になり、自由な時間を自分のために使えるようになりました。
誰かの世話をすることもなく、日々を過ごしていると、ふと「あ、インナーチャイルドってこの子だったんだ」という発見をしたのです。
その子は小さくもなく、泣いてもいませんでした。中学生ぐらい。
大人になった私を叱咤激励していました。
彼女はずっと必死で私を「まともな大人」にしようとしていたのです。

チャイルドと聞くと、無力でかわいそうな子供だという先入観があって、それがこの子が表に出ることを妨げていたのでした。

私はこの子にお礼を言って、もう大丈夫だよ、子どものように甘えていいよと言ってみました。

その効果があったのかどうかはわかりませんが
なんとなく自分がほっとしたのを覚えています。
そして、その一か月後に、衝撃的な新しい?インナーチャイルドを見つけることになったのです。
(続く)

※私は20代から30代にかけて、資格がありアメリカ等で研鑽を積んでこられた心理学の先生のワークショップに参加したりして、自分でインナーチャイルドを感じるようになれたので、急にインナーチャイルドを自分の中に探すのはお勧めしません。
興味がある方は、臨床心理士でカウンセリングの一環として、フォローを受けられる状態で行われるべきだということを忘れずにいてくださいね。


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