あなたは人生に満足していますか?【心理学的幸福の定義】

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こんにちは!心理学講義の時間です。

あなたの人生は幸福だと思いますか?

その幸福度は実際どれくらいのものか理解していますか?

世界では幸福度ランキングなるものが毎年発表されていますが、

日本は絶望的な位置に君臨し続けています。

逆に上位には北欧を始め、ヨーロッパ各国が名を連ねている。

しかし、経済的な繁栄度と言う観点から言えば、

上位の国よりもはるかにGDPは高いし、

様々なエンターテイメントに溢れています。

なのにどうして日本が上位に食い込むことがないのでしょうか。

日本人は世界のどの国を見ても、

ネガティブな遺伝子を持つ人が多く、

ネガティブバイアスに陥ってしまいやすいということが分かっています。

そのせいか、ランキングを落としてしまう原因の一つ、

主観的満足度が著しく低いのです。

その要因とは何か?

それは僕が思うに、

日本人は幸せの定義づけを理解していないのではないかと考えています。

お金を稼ぐこと。友達がたくさんいること。結婚すること。

それが本当にあなたにとって幸せなのですか?

周囲の環境に流された上での人生になっていませんか?

前置きが長くなりましたが、今回は!

①感情の幸せ。

感情の幸せとはなんでしょうか?

文字通り、「私は幸せだ。」と思うことです。
美味しいものを食べ、好きなものを買い、好きな人と過ごす。

それはなんとも幸せな時間だと思いませんか?

いくら人生をトータル的に見て満足度が低くても、

1年に一回くらいは、幸せだと感じた瞬間があるはずです。

この時間がもっと続けば良いのにと考えたことはあるでしょう。

正直言って、これが幸せです、と言葉で言い表すのは難しいです。

なぜなら人それぞれ、幸せを感じる瞬間は違うから。

強いていうなら、安らぎや充足感、思わず笑顔が綻んでしまうような

そんな時間を過ごしている時に、感情の幸せが満たされているのです。

②道徳の幸せ。

道徳的な幸せとはなんでしょうか?

これは過去の哲学者たちが導き出した幸せの定義です。
感情の定義とは幸せの捉え方が違うのがわかります。

「今私は笑っているから幸せだ。」

「今私はリラックスしているから幸せだ。」

要するに、感情の状態を抽象的に表して幸せを定義するのではなく、

行動の結果が良いものであるならそれは幸せということです。

美味しいものを食べているという事実、

好きな人と一緒にいる事実が幸せなのです。

感情の幸せと最終的に幸せの着地点は同じですが、

自分の心が素直に感じた幸せを表現しているか、

事実だけに着目しているのかが違いです。

しかし、この考え方で生きていくのはかなり息苦しいのではないでしょうか。

③判断の幸せ。

判断の幸せとはなんでしょうか?

これは多くの人が陥っている幸せの定義方法だと思います。

「世間では裕福な生活をしていることが幸せだ。」

と客観的な判断を下すことが判断の幸せです。
お金を稼いでいるということは、一般的には幸せなことです。

逆に、時間がたくさんあっても貧乏なら幸せではないと考える人もいるでしょう。

友達とあなたが映画を見ているとしましょう。

「私は面白いと思わなかったが、友達は良かったと言っている。

それは私の価値観がおかしいのかもしれない。

だからこの映画を見ているだけで幸せな時間を過ごせているんだ。」

文章としては非常におかしなことになっていますが、

僕たち日本人は日常的にこう言った基準を持っているのです。

周りに合わせる、協調性が大事。

このような幼少期からの価値観の教育が、

幸せを主観的なものではなく、

客観的に一般的に考えてしまう癖がついてしまったのです。

もちろんこの基準で本当に自分が幸せだと感じられるなら、

それはそれで結果良しとなるでしょう。

しかし日本の幸福度ランキングをもう一度見てください。

「あなたは幸せですか?」

この問いに一瞬でも迷いがあるなら、

胸にそっと手を当てて感情と対話してみてください。
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