ニュース=具体から、視点=抽象=切り口を得てアイデアを出そう

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ビジネス・マーケティング
何度か書いているのですが、何度でも書いていいネタだなと思っています。
日々の事柄、体験、経験というのはとても些細なことで、その積み重ねででき出来ているという前提です。そして、じゃあ些細なことって大事なことではないか?というと、そうではないと。大事なんですね。

小さなこと=大事なことであって、そこから何を得るか。抽象化しましょうってことです。ここでは視点とか切り口とかいってますけど同じことで。

これができればありとあらゆるものが「糧」(ネタ化)できるので、毎日がつまらなくなることはないというか。「えーこんなこともあるんだ」っていうのが良い意味で楽しくなる、刺激になるってことですね。

なんとなく伝わっているかもしれませんが。

日々はインプットとして何か得る


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日常自体をああせいこうせいといって強制はできないですが、ニュースとか何かネタは得てくださいと。別にWebだろうが新聞だろうが、見聞きしたものでもなんでもいいんですよ。本当に。ただインプットがゼロってことは避けたいと。どちらかといえば、勝手に入ってくるイメージですがここがまずできるかどうか。多くの人は出来ていると思います。あなたはどうですか?

情報やニュースから視点を得る


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次にそういう情報やニュースはあると。でも視点って何かというと、その観点とか、考え方とか、根っこにあるものといってもいい。水面下ってことです。これもよく言ってますが、具体的なは水面上で見えるんです、分かりやすそうなやつです。水面下は抽象的か見えづらいので、分かりづらいようなやつです。

見たときに何を思うかはネタ次第とはいえそうなんですが、視点が得られる感が高いものを良い刺激とかネタって感じですね。人によってもタイミングで異なるのでネタ自体が絶対駄目とか、絶対良いとかもないです。正解も当然ない。

コーヒーチェーンのリリースネタで見てみる


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具体例を出してみます。URLはここでは出せないのでまあ上のようなリリースがあったと。タリーズコーヒーというチェーンで、新しいお店が出来たってことです。こういうのはよくありませんか?ありますよねと。知らない人もいると思いますがこのネタを知っているかどうかはどうでもいいんです。

例えばこういうネタを見たときに、新聞ネタでもあるんですが、上のリリースを読むと「視点」に該当するものがあると。それは効率化経営みたいなものです。はい、それが視点ってことです。

ニュースとしては具体でないと分からないです。ただそのまま使うのでなく、視点レベルで考えるといいですよねってことです。ここでは効率化とか、コンパクトな立ち回りみたいな感じで。どういう言葉やフレーズかは結構大事ですが人の言葉よりも、自分で使いやすい言葉にしたほうがいいです。これは覚えられないというか、記憶に残りづらいからですね。効率化ってありがちですけど、まあここはそれで。

例えば小型化みたいな価値ってあるのか?


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ゼロ秒思考ではないですが、こうやって気づいたことを意識して書き出す、考えてみることが大事です。頭で「考える」よりも、紙で考える方がいいですね。書き出すことで明確にしているわけです。僕も書き出して考えていますから。上のようなものを頭で考えると大変ですが書いてしまえば楽というか。

なので、これはニュース→視点→ではどういう価値か?みたいなことで考えたってことですね。例えばですから、別に正解もないというわけですが。

視点を別に応用してみる


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ここで視点といった小型化とか効率化みたいなものって何かというと、別にそれだけでは「ふーん」かなと。ただ、ニュースに対してなるほど、コーヒーチェーンも展開としてこういうことを考えるのだなと深まったとは思います。それでもオッケーですが、ここではニュースを理解する「だけ」でなく、さらにその視点を取り出して展開するところまで狙います。これが抽象化です。

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これが良い例かはおいておいて、じゃあ、切り口というところで、問いかけが生まれます。というか生み出しています。
・小型化した飲食店事例は他にないか?
・小さくすると効率化できるか?
とかなんでもいいですが、色々考えて出てくるかです。

ここでは、成城石井とかは戦略的に立地戦略としてそういうことをしていたはず(正確には確認してみてください)、フードトラックとか移動店舗でも売り方買い方あるよなとか。そういうところですよね。

そういう知っていること、または自分のビジネスや商売、仕事で適用できないか?ヒントにならないか?ってのが切り口ということです。別にできないこともあるし、ヒントにうまくならないことも「多い」ですから、一度や二度の問いかけで諦めず、またはネタを変えてやってみるといいと。ここではそういう流れでやってみるという思考の流れの説明ってことで。

一旦ここまでで話は終わりです。

視点で抽象化すればコピーではない

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コピー自体結構大変なので真似るってことがですね。
その上でコピー=悪みたいなのは言いすぎな面もありつつ、とはいえ別にこの効率化をコピーしてやれないかってそのままですからね。自分のところでやるってことは、コーヒー屋さんでもチェーンでもない限りやれないですよね?

だから、違うところや自分のところでやるなら?と考えると。それがオリジナルだと僕は考えています。というか、そういう意味で全く真似ではない、完全なものって、ほぼほぼないはずです。レアのものをやりたいならいいですが、多くの人はそういうことでなく、自分が生み出したものをやりたいと。であれば、自分が知っていて経験があるところに、違う刺激を入れてやるってことで充足するはずなんですよ。って思っています。やれている人は多分できているし、やれてない人はそうなのか?ってところなので、やってみて判断してください(笑)

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これも先の繰り返しです。要するに刺激としてあるニュースや体験事柄の数だけきっかけはあると。100みたら100回やれると。それだけでも相当ですが、全部やれるかというと無理だと思います。時間が足りないので。なので少しで興味があったとか、何か惹かれたものでやればいいかと。僕はそうしています。

ただそうすると偏ることもあるので、人の話とか、全然違う入り口や刺激もあるといいと。だから雑談とかめっちゃいいんですね。飲み会でもお茶会でもなんでもいいですよ。世間話でもいい。

ここで色々書いているので気になれば見てもらえればいいかと。

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ここで大事なのは、具体的なのは具体性があるから価値があると。それでいいんですよ。そして視点も同様で抽象化して切り口となるから価値があるってことです。具体が駄目で抽象が良いとか、具体が良いから抽象が駄目ってものさしではないです。そこは理解してもらいたいところです。

例えば具体的でないから分かりづらいっていうのはよくあります。ただそれって具体的にする意味がないこともありますから。あえて抽象的に言う方が説明は省けますよね。まあ本当に分かりづらいのもありますけど(笑)
また、具体的でないのと分かりづらいは別で、具体的っていうと、誰にとってかなので、その話を聴く人にとっての具体と、説明側の具体って違う事が多いですから。

例え話で野球の例といっても、野球知らないとかなり説明を「薄め」か「表層」で拾わないと、野球のルールを知らない人に「スクイズみたいなものですよ」といっても、スクイズ知らないと分からないですよね。そういうことも普通にあるので、具体的って結構大変です。

分かる方もいるとおもいますが、ここで具体度とか抽象度のバランスになってきます。あまりに具体的では細かすぎるし、抽象度が高すぎると「人は美しいもののために生きているのだ」といってしまう。プロテインバーを最近コンビニで「見ている」のですが、そういうところのキャッチコピーであったら驚くか、意外にはまるか。だけど、そこでコピーを考える人が考えてなければ全く刺さらないはずです、多分ですけど。

というわけで、具体的な刺激からまず頭を刺激する。
ただ、そこで終わらず突っ込んで視点を探る。ここまでこれたら後少しってことです。その視点を得たら、別の事柄と結びつけたり何か違う形で考えてみる。このエントリでも何か刺激を得たら考えてみてください。

そうすると、これがアイデアが、A×B=具体的ニュース×視点といってもいいし、視点×あなたの関心事といってもいい。
効率化の話を考える人にはそのままヒントになるかもしれないし、ありふれているかもしれない。ただ、プログラミングの効率化を考える人が、小さい店舗で効率化できるはもしかしてコード設計のヒントになるかもしれないですから。

そういうところがアイデアの面白さであり、アイデアの考え方として面白いのかなと。

何かヒントになれば嬉しいですね。
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