足元が見えなくなったら基礎動作に戻る

記事
コラム
練習は裏切らないっていう言葉がありますが、それはルーチンみたいに自分の心や状態をニュートラルであったりいつもの状態に戻してくれたりするからですよね、多分。あとは、そういう練習によって勝手に出てくる奢りであるとか、悩みとか、色々な考えを一旦辞めることができる。という意味でも有効な気がします。

色々悩んでうまくいかない、自分のところで手詰まりである。そういう時こそ、基礎動作、つまり普段やっていることを再度、当たり前のようにですがやってみること。そこで見えることはあるんじゃないかって話です。

ビジネスの話をする時、儲かる話ばかり考えてしまう人

ビジネスというとお金儲けという認知をする人はいそうです。ただこれは解像度がかなり粗いと思っています。実際にお金を儲けるのは事業者ですが、それだけしか見えてないからです。

明記しておくと、ビジネスとは、商売といってもなんでもいいですが、お客さんが必要としてくれて対価を払うこと、そしてそれを提供する人がいるので成り立つ。ある種コミュニケーションであり、マッチングであり、仕組みなんですね。ここがまず見えないと話が始まらないかなと。

それはお客さんの視点で考えるってことですよね?というところを口でいうことはいくらでも出来ますが、「言う」と「理解」は別です。さらに、理解と実践は別です。実践出来る人は、自分の視点だけからしか見ていないというところから、言うや理解でとどまると、思考の盲点にハマるんですね。つまり見えなくなると。

そうです。自分が儲かればいいやというところです。ですが、当然ですがあ、その自分が儲かる話になんでお客さんがあえて乗っかるか?それって普通に言葉だけ見ればただの詐欺となるわけです。強い言葉ですが、自分だけが徳するってのはそもそも破綻しているわけですね。

視点移動が必須となる競技だと思うといいのかも?

そこでもう自分が考えるビジネスとかでなくて、一旦リセットしてもらうと。そこで、競技とかスポーツとしてみてください。新しいe-sportsとかでもいいですよ。そこでは、視点が1個でなく複数いると。お客さん視点と事業者視点。あとはさらにもう一つ関わる人の視点も欲しいですよね。視点が多くてダメということは聴いたことがないのと、あるだけそれはより深く立体的に見えることなのでプラスです。

そうやって視点が複数いるのが当たり前であると、そういう前提で初めてビジネスとか起業とか、スタートラインに立てる気がします。実際は1視点出始めると失敗するし、そしてなんでその視点がなかったのか、言われないと分からないとかはザラですから。

そういう学びやフィードバックを得ることで成長していくのは起業の醍醐味かもしれませんね。

見えない、悩んでいる場合は基礎動作に戻ろう

とはいえ当事者であれば見えないのも多いです。こちらが見えてるけど、主観でなく客観になるわけですね。お客さんからみれば。

そういう視点のズレ、視点移動があるからこそ、面白いと思うのですが、そういう面白さすら見えなくなると重症です。自分が得すること、自分がうまくいくことだけって集中できないんですね。逆です。人が徳すること、人がうまくいくことだけを考える。これは極端でなく、それに集中できれば突破口は見えるはずです。それくらい盲点であって、「お客さんの事を考えないビジネスなんてあるの?」って思うじゃないですか。そういう人は結構ゴロゴロいて、それでも何か成り立つ特殊状況はあるのかもしれません。

が、中長期的にそれでうまくいくとは僕は思いません。少なくとも信頼が集まらないし、徳もたまらないので僕はしないってことですね。

ここでいう僕の基礎動作は何かといえば、アイデアもですが、思考する、インプットする、それらを整理する。これらはとてもシンプルですが強力です。人によっては話すとかでもいいですし、どこか出かけるとかでもいいでしょう。一人の時間を増やすとかも有力かもしれません。

少なくとも、悩む=同じところをぐるぐるしている場合は、突破口としてどこかリソースを最大に投下して一点突破するしかないです。一点突破、1mmレベルで力を最大に絞ってぶつけるイメージです。本当に一点突破。その1mmが壊れる、穴があくことで、悪循環がそこから瓦解する。好循環に近づくという感覚です。

調子が悪い時こそ、そうやって自分のルーチンに戻れるかどうか。そこで焦らずやれるかがポイントかもしれませんね。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す