メタ学習という視点がかなり面白い

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最近知った言葉で、メタ学習というのがあります。つまり学習の仕方みたいなことなので、別にそういえばいいのですが、「メタ」とする意味は結構意義があります。

例えば、自分が何かを学んでいるはず、学んでいると思っていることがあるとして、それが実は上手くなっていない、または感じられない時ってありませんか。そういう時、学習の仕方=メタ学習として、メタ的に捉えると「ああ、自分はこうやって学んでいるから確かに構造的に欠陥がありそうだ」とか「いつもここでつまずくのは理由がありそうだ。他の方法を試せばいいのでは」と見えたりするのかなと感じました。

今回は壁打ちの仕方というところを学習するというのは提示しづらいですが、何か実践してみてどう振り返るか。そこに「メタ学習」要素がありそうではないかということをざっと書いてみます。

壁打ちをして仕事としては役立てばひとまずOK

僕は仕事でアイデアの壁打ちをしているわけですが、ここでいえるのは相手が満足するかどうかです。理不尽で不条理なところで、役立ったと相手が発言しても嘘をついていて(笑)それで「全然役立たなかった」とレビューされる蓋然性はあるわけです。悲しいですがそういうのは0にはなくならない。リスクでもある。

一方でそういう確率よりは、多くの人は満足してくれている実績がある時、それって仕事になりますよね。あとは広げられるか、労働集約ではない形とするとか、そういうのは色々あれど。

ひとまず、関わった人が満足してくれているは一つの目安となると。それでいいのだという割り切りよりも、それを受け入れていくという話ですね。

学習としては何をしているかを説明できるか

学習というと、新しい事柄や知識を覚えることと思いがちですが、それは一定程度あれど、ここでいう壁打ちは新しい知識を覚えて何かするということは・・・あまりないですよね。少なくとも僕はあまりないです。

どちらかといえば、相手がどういう考え方をしているか、または心理状態や気分、言語化の程度などを観察しつつ進めていく。そういう意味では観察自体が結構大きい。それを言語化していくプロセスが主とも言えそうだと。

学習ということをいえば、このプロセス、やっていることを言語化できそうか。そこがポイントになります。なので、言語化出来ないと対象は曖昧であって捉えづらいままですから、そこを見える形にしないといけなくなる。絶対そうしないとだめではないですが、僕はしづらいなと考えているだけです。

壁打ちであれば、
・相手の話を聴く
・暫定的なゴールや仮説を立てる
・それらのテーマについて話す
・問題の解決、ヒントの提示、アドバイス、発想を広げるなど
・最終的に相手が満足することを目指す
というわけです。

この中で相手が満足すれば何をしてもいいんでしょ、というところを曲解する人もいるわけですよね。例えば相手を褒めればいいとか。褒めれば気持ちいいからです(笑)でもそれは、ここでのゴールとは違う、少なくとも壁打ちとは異なります。

ここでいう壁打ちという瞬間に、何かしらのアイデアや思考を整理する。またはその上で行動を促進する、ある種元気づけるというところも含むわけです。心理カウンセラーとかでもないのでそこを求められると辛いですが、それを一応水面下でやろうとすると。ラーメン屋で店主が食べてもらって元気になってもらう!という感じでラーメンを出す。出すのはラーメンですから。促進部分とか思いとかって水面下で見えない。でも「あざっした!」の言葉で出るように感じるかもしれない。そういうことですよね。

メタ学習を意識したほうが良いのは凪の時

これから考えていくのでまだ明確ではないですが、多分というところで、こういう学習の仕方を意識しがち、またはしたほうがいい、有効だろうというのは、凪のときです。

つまりスランプとか、何か進んでないなというときです。当然そこでメタ学習だけして、本来の学習=スランプとして詰まったこと自体を放置しすぎても良くないでしょう。例えば本来の学習が英語学習なら、メタ学習はその英語学習の仕方ということです。例えば英語の得点が頑張っているのに上がらないよ、という時はスランプとして捉えると。でも、メタ学習をしてもいいけど、そこで英語学習自体を完全に辞めるのは筋が悪いかもしれないということです。

ある種の学習の見直しとなる。そこにはアンラーニングとかもあるかもしれませんが、少なくとも振り返りって、見直して、試行錯誤してみることとして、普通にやっている人もいるかもしれませんね。やれちゃう人は。

凪の時に、見直すと、なんとなくですが、今までのペース感で得られるものが得られづらくなる。初心者ほど最初は伸びが早いわけですよね。でも、上級者になってくると、重箱の隅をつついてやっと何かポイントが1個増えるみたいになってくる(笑)そりゃつまらないというか、もっと手応えが欲しいとなる。でも、そう簡単ではないということですね。

少なくとも、学習に逓減感がないのは、それはまだまだ初心者だからということも言えそうです。もっといえば本来の学習ということで普通に学習しているところで、「メタ」が見えないとかは初学者といっていいでしょう。守破離とかでいえば、守がないなら始まらないというところですかね。

というわけで、メタ学習を意識してみて、自身の学び度が逓減しているとか、凪で進んでない、手応えが無いという時は、学習の仕方を見直してみると何かいいかもしれません。
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