アイデアの概念が人によってかなり違う

記事
ビジネス・マーケティング
アイデアの定義自体をしてみてくださいという話はあまりない。言葉の定義もそうで、「犬」とか「アイス」とかは、誰もが知っていると思っている。しかし、そうではないと思う。

つまり、「犬」に興味がある人は様々な犬種?を知っており、大きな犬とか小さな犬とかのサイズから体重から性格も知っている。ペット化する前?も知っていれば固有の性格というのもあるかもしれず面白そうだなと。という犬の話が出来る人は犬に興味がある人でそうでない人は「なんだ犬か」で終わってしまう。

アイスもコンビニアイスばかり食べている人はコンビニアイスがアイスだと思っている。しかし、アイスを買わず自分で作っている人は「自分で作り食べるもの」という認識となっている。買うと作るは対極とは言わないがかなり異なる。

さて「アイデア」もそうではないか。人によって、「アイデア」があれば出来るというが、実はアイデアがあっても多くは出来ない。アイデアすらないので、アイデアがあると嬉しいし、欲しくなるし、価値があると思っているのだと思う。それを否定はしないが、とはいえ、「アイデアはその程度のもの」というある種冷めた目が必要だと、アイデアを出す側がそう言っているのだから、面白がってもらえるのかなと。最もアイデアは価値がないとかはないのだが、価値はそこそこあるくらいの着地が望ましいという話。

アイデアを持っている人はアイデアに執着しない

まずアイデアの量をたくさん持っているかどうか。質が高いアイデアは定義が難しいが思いつきではないものが多いということにしておこう。そういうアイデアがあってそこそこの質がありそうという人はアイデアに執着しない、のだと思う。

アイデアに執着する人は「このアイデアを実現したい」は良さそうに思えるが、実はそのアイデアを捨てきれないともいえるし、他のやり方が見えていない=見たがらないともいえる。それでいいのかはケースバイケースだし、ここでは何も言えないが、固執することで突破することもあるし、出来ないこともある(笑)

だからこそ、短期的でなく、中長期的に見るしかないのだが、アイデアがあるからこそ生み出せるという人はそのアイデアに固執しないのではないかと。性格もあるが、その傾向があるんじゃないか説ということが1つ。

アイデアを扱う熟練者はアイデアの定義が自分なりに出来る

これはなんでもそうだが、専門となると経験値や考える量が増えてより解像度が高くなる。だから、定義も出来る。自分なりの定義が出来るというわけだ。

僕はアイデアは「新しい工夫や取り組みという概念自体」などと言っていることが多い。新しくなくてもいいのだけど、アイデアへの期待は「新しさ」が多分あるのではないかと。古い忘れていた仕掛けを持ってくるのもアイデアだから絶対とはいえないしここで外れてしまうけれど。

工夫や取り組み自体でなく、その工夫や取り組みする、まさにしようとすること、その概念がアイデアかなと感じる。よって行動したり実現したりする時に、その瞬間にアイデアが形になる狭間、境界線、そのボーダーがあるのだが、そこは実は手に取れないし、体感でしかないのは面白いところだと思う。

アイデアが好きな人でないとアイデアは出し続けられない

これは仮説だが、多分そうではないかと。なんでも好きでないのにいやいややっていると、性格や人生までがいやいやになる。そういう人に好んでなりたい人は知らないので、ここでは一旦スルーしておく。

その上で、アイデアが好きになったり、楽しいと思えることが連続したり、何か特別な経験(誰にとってという意味でなくその人固有という意味だから、些細なことでも良い)がないとやり続けられない。多くの人はアイデアはぱっと思いついてそこで終わると思いがちだがそういうものではなく、様々な引き出しに寝かしたり全然寝てなかったり(笑)があって面白いものだと思う。

少なくともアイデアが好きな人でアイデア出しが嫌いな人はいないのではないか。そして楽しそうに見えるからやりたい!は大いに歓迎のだけど、楽しくあり続けるのは別の話となると思う。これは何でも一緒で、アイデア出しというスキルに固有の話はなくて、多くは英語だとか簿記だとか、経営とかなんでも一緒で自分が肌で感じてそこで得て続けられるところを見ていくのだと考えている。

アイデアはスパイスであり、主役というより黒子か

一旦の着地としては、やはりアイデアはそれが主役でスターであるということは多分ない。なぜならアイデア自体はすぐ消えるし真似もできるし、それだけで維持できないからだ。原子みたいなもの?で分子で安定的になるように?すぐ変わる。状態を維持しやすいのは「アイデア」単体でなく、実現したり、誰かの好みとかそういう形態が変わる気がする。

これは僕の考え方でしかないが、やはり企画的というか黒子であり、その成分はなにかってマニアックでありあまり気にならない人が多いのだと思う。例えばチャーハンが美味しい時その作り方が気になるのか、また食べに来たいと思うのか?は両方があれど、気になる視点が「作り方」と思う人はアイデアを大事にしているのかもしれない。(別に食べに来たい人がアイデアを大事にしてないという意味ではないのだけど)

となると、いかにアイデアをしれっとスパイスとしていれつつ、黒子というか主役ではなく縁の下の力持ちという形でいくか。

人によってこれを忌み嫌う人もいるし、目立ちたい人には辛いのだと思うので向き不向きがある。僕はとても好きなので、そういうスタイルでありたいと考えている。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す