送る後悔?送らない後悔??二次創作作家さんへ感想を送るか否かについて

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こんにちは、ほうりです。

いきなりですがあなたは、お気に入りの二次創作や三次創作の同人作家さんに感想を送っていますか??

私自身二次創作をしていて30年経過しているのですが、感想を貰うと飛び跳ねるほど嬉しくて、移動前のジャンルの感想も読み返しては脳に成功体験を覚えさせて次なる飛躍へと役立てています。

脳は良くも悪くも追体験をすることでその時の臨場感を思い出して、エフィカシー(自分の能力に対する自己評価)を高めるアファメーション(自己肯定感)を作り上げるという機能があります。

例えば感想が来ない過去を思い出したり、他者と比べて自分の作品の閲覧数や感想が貰えない事実を目の当たりにし、「だから自分はダメなんだ…」「自分はどうせゴミみたいな話しか書けない」というアファメーションを持ってしまうと、脳がそれをリアルだと信じてしまい、結果、本当に誰からも評価されずに相手にされない話ばかりを生み出してしまうということになります。

逆にかつて貰った感想を読み返すことで「自分はAジャンルで感想を貰えるほど人に刺さる話を書くことができる!これはすごいことだ!!」「マイナーなジャンルでも感想を送ってくれた人が一人でもいるなんて私やるじゃん!」とアファメーションを作っていれば、必然的にエフィカシーとモチベーションも上がり次々と作品を作り出せる活力が湧いてきます。

なので感想は二次創作作家さんのモチベーションやエフィカシーやアファメーションの燃料を注ぐためにも送った方がいいなと私は思うんですよね。

ちなみに私自身も心を動かされた作品に対しては感想をガンガン送る派です。

pixivやツイッターのコメントは140字しか打てないので、『あ、これ、20回打ち込まないと伝えきれないわ』となった場合はDMで躊躇なく送りますし、その感想の感想を忙しい時間を割いて頂けたときはとても嬉しい気持ちになります!

仮に返信がなかったとしても次回作が更新されたのなら「あの感想はこの方の血肉になったんだな」と満足して、作品を楽しませてもらってます。

というわけで私は感想は送った方がいいしガンガン送りたい人間なんですが、やはり十人十色の二次創作界隈。

中には感想を送って迷惑なんじゃないかとか、作家さんの中には壁打ちしているんだから放っておいて!という方もいると思います。

その辺りは作家さんのプロフィールや雰囲気を読んで察するしかないんですよね。

だけどどうあがいてもインターネット上で空気を読めと言われても、所詮モニターや液晶越しなので、書かれている文字から感想が欲しいか欲しくないかなんて正確に読み取るのは不可能だと思います。

ですが個人サイトしか発表する場所がなかった二昔前とは違い、今はTwitterやpixiv、ぷらいべったー、ポイピクなど、コメントや絵文字で感想を送れる媒体がいっぱいあります。

個人サイトでもWeb拍手を置いていてなおかつコメント入力欄があれば『あ、感想OKなんだな』ということで送らせてもらいましたし、一言メッセージ欄があれば遠慮なくそれを活用させてもらいました。

実際個人サイトをしている中で本当に感想がいらない人の場合、メールアドレスを画像にしたものを無造作に置いて、更に「不具合報告のみお願いします」とだけ書かれています。これだけ徹底されたら流石に「この人感想欲しくないんだな。そっとしておこう」となり、ひたすらモニターや液晶前で作品を公開&更新してくれることにひたすら手を合わせて感謝しながら楽しませてもらってます。

なので感想が欲しいか欲しくないかの目安としては、メッセージや絵文字を送れるコメント欄があるかないかで判断して、送っていいと思います。

創作活動をしている人は基本読んでもらいたいのは勿論、上記にあげた徹底した対策をしていない限りは感想が欲しいと思っていいと私は断言します。

この記事を書こうとしたきっかけ

そもそもどうして今回この記事を書こうとしたのか、それはとあるツイートを目にしたからでした。

禁止ワードが含まれているので下書き保存ができないのでかいつまんでお話すると…

・めちゃめちゃ絵の上手い神絵師さんがマイナーCPを描き続けていたけれど、ある日突然「誰も話しかけてくれないし感想も貰えない」ということで筆を折ってしまったとのこと。

・その神絵師さんが筆を折る宣言をしたら、突然マシュマロやリプに感想が殺到するも、神絵師さんは一言「もっと早く言ってくれればよかったのに……」と言い残し、そのCPを撤退。

・すると神絵師さんしか描いていなかったCP作品がチラホラ増え始め、結局のところ神絵師さんが描いているから私たちは描かなくていいという状態になっていてすごい哀しかった。

・これを読んで好きな作家さんに感想を送る人が一人でも増えればいいと思いました。伝えなきゃ伝わらない…。

という内容のツイートでした。

この手の感想を送る送らないについての議論は私が見る限りでは年に何回か話題になっていますが、それでも感想を送っていいのか分からない、迷惑かもしれないと躊躇する人もいるのは確かです。

実際に勇気を振り絞って感想を送ったら、空リプで「こんな感想別に欲しくなかった」と陰口をたたかれてそれ以来感想を送るのが怖くなったという意見も某所で見かけたことがあります。

気持ちは確かに分かります。ただその人は二次創作作家以前に性格があまりよろしくないタイプの人間だったというだけなので、サクッと忘れてしまった方が身のためです。

感想が欲しくない二次創作作家さんは、どういった感想が欲しいのかを前もって言う……のは勇気がいるので、あえて絵文字だけにしてみてはいかがでしょうか?Wave Boxやポイピクは絵文字が豊富なので、下手な感想を貰ってモチベが失われるよりかは百万倍マシだと思います。
また、ぷらいべったーやpixivはコメント機能をオフに出来るので、事前対策はいくらでも打つことはできます。

なので閲覧者さんが感想を送ってもいいのかダメなのかを察するためには後者の場合、同人作家さん側があえて対策をすると余計な摩擦が減って、このような悲しい事案は少なくなっていくのではないかと思いました。

まとめ

感想を送る、送らないに関しては長い事議論されてきていますが、私自身の考えを言うならば、『作家さん側がコメントを送れないようにしていないのであれば、ガンガン送ってもいい』と思います。

感想って小難しく考えるものではなくて、「良かった」「萌えた」「エモい」「ヘキに刺さった」「読ませてくれてありがとう」という感謝と自分の嬉しさを伝える手段なんですよね。

もちろん感想に託けた失礼な発言はもっての外ですし、良かれと思って言ったことが作家さんにねじ曲がって伝わってしまってジャンル撤退してしまった…ということになるのを恐れている人は、絵文字やスタンプ、一言コメントがあればそれを駆使すればいいわけです。

これは感想だけではなくて全てのことに言われていますが、やらぬ後悔よりもやった後悔という言葉があります。

確かに感想を送って陰口をたたかれるくらいなら送らなければよかった…と後悔することもあるでしょう。

しかし裏を返せば「この作家さんと自分の感性は合わなかったんだ」と気づくことで距離を置いて他の素敵な作家さんを見つけられる可能性も広がりますし、何ならその人よりも素晴らしい話を自分で書いてやる!と一念発起するチャンスにも変換できます。

これは人の持っている心理的な免疫システムが働くことによって、やった後悔を和らげてポジティブに捉えることができるからです。

なので感想を送ることを恐れてしまい、憧れの同人作家さんが『最後のわら一本がラクダの骨を折る』という心境になってジャンルを撤退して、やらなかった後悔を悔いるのが一番遺恨を残すと言われています。

なので憧れの二次創作作家さんがいて感想を送れないあなた。

今からその人にありったけの想いを伝えにいきませんか??

送らない後悔よりも送る後悔の方が、色んな学びに結びつくかもしれませんよ。


もしも感想にまつわる愚痴や悲しみがありましたらどうぞお聞かせください。
ではまた。
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