WEB面接 #004

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ビジネス・マーケティング
今日はWEB面接について考察していきたいと思います。
実はこれ最新のツールだと思っている方が多くいらっしゃると思いますが、かなり前から提供されているサービスだと思います。
私自身が初めてWEB面接を経験したのが、約10前の転職活動の時でした。
今では割と耳にするテレワーク、オンライン会議ですが、一度この辺を整理してみたいと思います。
ではなぜテーマをWEB面接にしたのかと言うと、WEB面接のメリット・デメリットについて記事を書いて欲しいという要望があったからです。笑
まず、私なりの考え方ですが面接というモノを深堀りする必要があると感じます。
面接とは誰の為の行為なのかを考えてみましょう。
「面接とは」
面接とは、人物像や能力を見たり聞いたりするために、直接会って対話などをする行為をいう。(Wikipedia参照)
面接とは求職者と企業の採用担当者が、質疑応答や意思確認、求職者の性格や職務に対する意欲や適性、能力の確認を行うために実施されるもので、一般的に企業側が求職者を選考するためのもの。
基本的に企業側の質問に求職者が回答していくスタイルで進行する行為を言います。
ここで読み取らなければならないのは「面接」は企業側に寄り添って行われるという事です。
つまるところ、選ぶのは企業で選ばれるのは求職者という図式が成り立っているという事です。
ひと昔前までは、面接に遠路遥々足を運ぶ行為というのは「選ぶ側」「選んでもらう側」から見ても当然の行為であり異論の余地は無かったと思います。
これは採用する側が選ぶ立場にあり、選ばれる立場の求職者が不便を犠牲にして成り立っています。
新卒採用ともなれば、面接人数も多くなり企業側が一人一人に会いに出向くという事は現実的ではありません。
交通費等の費用面でも見てもここでの強者である企業が出向く行為は非現実的です。
そして、多くは企業側が一方的に決めた日時に合わせなければなりません。
ここで重要なのはこれらの事は「面接」そのものとは全く関係のない事です。
あくまで重要なのは会場に到着してからの「面接そのもの」であり、そこに注目しなければなりません。
つまり企業と求職者のどちらが会場に出向いた場合でも、「面接」の質には全く影響が無いという事です。
その点で言えばWEB面接に切り替えることにより、大きなメリットを受けるのはここでの弱者である
移動が伴うはずの求職者となります。
企業側がWEB環境を整えて、求職者にもWEB環境があれば求職者は長距離移動が不要となります。
仮にWEB環境が自宅に無い場合でも、どこか近くの環境がある場所までの移動で済みます。
では企業側は何故、求職者にメリットを提供するかを考えていきましょう。
答えは「求職者にメリットが発生する事が企業側のメリット」だからです。
冒頭にて「面接とは何か」を説明しましたがここでひとつ付け加えます。
「面接とは、一般常識や履歴書・経歴において企業の条件を満たした者が受けるもの」です。
つまり企業としては、是非とも話をしたい人物という事になります。
これまで私が言った事と矛盾するようですが事実です。
世の中には人材が不足しています。
日本の平均年齢は約48.9歳となっており、世界ワースト1位です。
働き手の確保は過去と比べて重要度が全く違います。
企業はなるべく優秀な人材を確保しなければなりません。
それを実現することは企業側が選考する求職者の人数を増やすことで実現します。
つまり、求職者のメリットとなり人数が増えることは企業側の大きなメリットなのです。
では肝心の「面接」がWEBとなる事での障害は何でしょうか。
完全に私見ですが1対1の面接に於いては全く問題が無いと思います。
テレビ電話を使っての通話経験があればコミュニケーションを取る事に不便さを感じていないと思います。
家族や恋人であれば、触れ合いながらの対話は必要だとおもいます。
しかし、面接の性質上それらは不要です。
大人数では細かな表情や雰囲気が分かりにくいかもしれませんが
1対1または企業側の人数が増えたとしても選考する事にデメリットは無いように感じます。
敢えていうならば、私自身も経験がありますが面接帰りに同じ就活生に声を掛けて友情が芽生えたり、本社の雰囲気をみて憧れを強めたりといった経験が出来ない事がデメリットの様に感じます。
デジタル化が進むと「心が薄れていく」ような感覚になる方が多くいらっしゃると思います。
それがWEB・デジタル化を嫌われる理由の一つかもしれません。
そして、そんな方々にWEB面接を導入することを受け入れてもらう事で発生する苦労が一番のデメリットかもしれません。
人間は「知らない事」「未知な事」を極端に嫌います。
ただ確実に世の中は変わっていきます。
だったら、挑戦してみよう!って考えた方が面白そうじゃないですか?
デジタル化で「心が薄れていく」気がするなら、心の温まる使い方をしようぜ!って挑戦してる方が面白いと思います。
あなたはWEB面接についてどう思いますか?


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