愛を育てる5ステージ ⑤プロポーズと婚約

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コラム

①結婚という約束は、2人の思いをを確かな色褪せないものにします

これまでの4つのステージを経て、相手を心から愛するようになると、自然と、これからの人生の日々を、2人で一緒に過ごしたいと願うようになります。
2人でこれからもずっと過ごしていくんだろうなって、感覚として「わかる」という人もいます。
ただし、こうした認識は、一瞬のひらめきに過ぎません。相手が自分にふさわしいということは、その瞬間にははっきりわかっても、後になってぐらついたり、忘却の彼方に消え去ったりすることもあるのです。
この思いを揺るぎないものにするには、それをきちんと言葉にし、約束を取り交わすことがとても重要です。

結婚は、チャンスと相性とご縁です。
このチャンスを逸しないようにすることが肝心なのです。
結婚という約束を交わすことで、自然にこうしたひらめきを確かな色褪せないものにするのです。
この一瞬の気持ちに従って婚約すれば、変わりやすい気持ちも、より強固で、嘘りのない、根拠あるものとなります。

女性にとって生涯でいちばん大切な最高のプレゼント、思い出となります。
そして、プロポーズは、男性が女性にあげられる最高級のプレゼントです。
女性は、この最高級のプレゼントをもらうために、今まで、小さなことでも、たくさん喜びを表現して、準備をしてきました。
女性にとって、この幸せな瞬間があったら、将来、二人が壁につきあたった時でも、純粋に無垢な心で愛を誓い合った時の気持ちを思い出し、別れを選ぶのではなく、2人で乗り越える選択肢を選ぼうとする思い出になることができるのです。
この瞬間を作り出せることができるのは、男性に与えられた特権のようなものです。たった一回限りのことですから、特別な思いを込めてみましょう。

では、この第五ステージの期間を迎えるまでに、どのくらいの時間が必要なのでしょう。
せめて6か月から8か月ぐらいは、お互いの愛を確かめ合う期間を設けることが大切です。信頼を育てるためには、衝動的な思い込みだけでは育たず、ある程度の時間も要します。
第五ステージをクリアできれば、のちに大きな試練が訪れた時の心構えができます。結婚生活でストレスがたまっても、困難なことがあっても、嫌いって思うことがあっても、お互いの愛情を確かめ合った純粋無垢な思い出がたくさんあれば、再びそこに立ち帰り、愛を見出すことができるのです。

②このステージで育てたい「謝る」と「許す」二つのテクニック

このステージでは、結婚生活を幸せなものにする何よりも大事な2つのテクニック、「謝るテクニック」と「許すテクニック」を習得する絶好の機会です。
基本的には、何かが起こった時、男性が謝り、女性が許すと、うまくいきます。(ほぼ断言します)
男性が謝る時
男性からよくある相談として、
「彼女は不満をたてるタイプで、執念深くて、一度火がついてしまったら、過去のことにまで遡って攻めてくる。そういうところを直してほしい。逃げたい。」
ということがあります。
そして、彼女の気持ちを無視する、または攻撃するという、火に油を注ぐような過ちを犯してしまいがちです。

反対に、男性が自分の非を詫びた後で女性にに許してもらえることができれば、男性も自然に相手に対しても覚大になれるものです。
彼女から愛され、受け入れてもらえるだろうと信じていれば、やってしまったことを謝り、今後それをどう改めたらいいかといったことを、心を開いて考えられるようになります。

男性が1番怖いことは「否定」です。
ですから大抵の場合、男性は自己防衛に走り、逃げたり言い訳をしたり逆ギレをしたりという過ちを犯してしまいます。
そうしてしまうと、男性は、自分が得たいものを得ることがさできません。
自分の非を改めるためには、自分が相手に受け入れられていると感じられることが必要です。彼女から罰せられたように感じていると、彼女の要求を思いやったり、敏感に察したりすることが難しくなります。
でも、彼が謝ることができれば、彼女が喜ぶだけでなく、彼自身も自分のもっとも必要としていること...彼女から信頼され、受け入れられ、評価してもらいたいという気持ちを満たすことができます

女性が許す時
「彼はプライドが高い人だから、絶対に謝ろうとしない、頑固だから、自分が言ったこと変えようとしません。」
これは女性からよく聞く相談です。

男性が謝ってくれると、女性も許すことができます。彼をさらに受け入れ、信じられるようになります。ただし、彼が謝ってくれないと、あるがままの彼を受け入れることがなかなかできません。男性が「自分の過ちなど思い返したくもない」といった態度をとると、女性は彼の過ちを、過去にまで遡ってくどくどと責め立るような事態が生じるでしょう。
彼の態度を改めさせるまで、自分の態度を改めようとは思わないのです。

女性が男性を許すことができるようになると、人を許すことができる自分、もっとも愛情豊かな自分がいることに気付き、心を豊かにもつことができるようになります。
相手を許すことによって、女性が前向きで受容性のある態度を示すようにすると、彼は彼女を喜ばせ、支えたいと真剣に願うようになります。また、男性が本当に最善を尽くしていること、彼女の欲しいものを与えることができるということも信じられるようになります。

お互い、文句や愚痴では心の扉は絶対開きません

彼「ごめん。」
心の中 (怒られたら嫌だな。ダメなやつだと思われたくないな。というか自分悪くないし。という自己防衛。)

言い方を工夫してみると、
「僕の思いやりや配慮が足りなかったよ。
「寂しい思いさせてごめんね。」
「昨日のことをよく考えたけど、カッとして傷つけるようなことを言ってしまってごめんね。」
「忘れてしまってごめんね。君のことが大事なことに変わりはないんだよ。」
「他の予定を優先させてしまったけど、君がそんなに悲しい思いしたならごめんね。埋め合わせをさせてね。」
etc..

彼女
(本当に私を大切に考えてくれてるの?と不安で責めたい気持ちはあるけど...)

言い方を工夫してみると、
「いいよ。心配しただけだよ。でも今度からは電話してね」
「謝ってくれてありがとう。あなたが真剣に考えてくれたことがうれしい。」
「わざとじゃないって分かってほっとしたよ。」
「大丈夫だよ。ちょっと嫉妬しただけ。何が起こったか説明してほしいな。」
etc..

女性が男性を許す時、このようなせりふなら、男性は身構えたりしにくいです。その流れで話し合うことができたら、男性は彼女の要求を、責任を持って思いやってくれることができやすくなります。

男性は、女性に特別に愛され、評価され、受け入れられ、信頼されるという望みを叶えたいものです。そのための順番として、
まず女性が、彼にいつも熱意をもって彼女を慕われ、気遣われ、理解され、尊重されることを確信できなくてはなりません。
順番が大切なのです。

③最後に
愛を育てる5つのステージでは、この過程を決しておろそかにしてはなりません。
どこか1つのステージを飛ばしてしまいたい誘惑に駆られることもみなさん、あります。どこかのステージで壁にぶつかるぐらいなら、ステージを飛ばして次のステージで得たいものを得られれば、満足できると勘違いしてる人もいます。
それは、自分の寂しさを異性で埋めるという自己中心的な欲望や、「この人とで本当に幸せになれるのか、なれないなら他の人を同時進行で探した方がいいのではないか」と、自分の人生に焦りをもつことなど、不安や余裕のなさ、自分を信じる気持ちの弱さが根底にあるように思います。
それに早く気付く人もいれば、永遠に気付かない人もいます。

また、どこかのステージでこの人とは「違う」ということに気づくこともあります。
ただ、自分の欲望を叶えるためにむやみにステージを変えたり、相手を恨んでしまったりする人もいます。

「違う」と気づくことも、この人とこれからも過ごしていくと「わかる」ことと同じくらい大切なことです。

自分が執着している価値観が満たされないと、誰でも幸福を感じられにくくなるからです。
反対に、今ある自分のいちばんよいところが発揮できると、人生に幸運を呼び寄せることになります。

ぜひ、愛を育てたいときには、この5つのステージを踏むことを意識してみてください。

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