愛を育てる5ステージ ④親密な関係になる

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コラム
このステージに、今までのステージでは、相手をどのくらい愛しているかということが、きっと分かります。
恋は、自分の欲求を満たしたいというだけのもの。
愛は、相手を思い通りにしたいのではなく、それを超えて相手にも与えたいと思うものです。
そして、自分の気持ちが、恋から愛に成長を遂げているということが「分かり」ます。
この4つのステージをきちんと踏めば、次の第5ステージで、プロポーズに進んでいいのかどうかも、「分かり」ます。

この段階では、肉体的、感情的引力と、心と魂の引力でお互い惹かれ合う力を感じます。
肉体的な欲望や、相手への興味だけでなく、相手に心を開き、信頼し、思いやりや受容する心、感謝の気持ちが深まります。
ここまでの時間と労力をかけて、愛は長続きします。
ここまでの段階を省略してしまうと、恋の終わりを早く向かえてしまうこともよくあります。
ステージを省略することは、豪華なメイン料理をまたずしてポテトチップスでお腹をいっぱいにしてしまうようなものです。

第4段階で発揮できることと、男女が陥りやすい気持ちを述べていきたいと思います。

このステージでは、自分や相手のいちばんよいところがわかるようになり、自分の不安などを少しずつ見せていって構いません。今までのステージとは違い、プラス面だけを見せる必要はありません。
女性はもっと、心を開いて、不機嫌な時も、自分の気持ちを表してみること、それを男性が受け止めることで、親密さが増します。
自分の日常や人間関係で嫌なことがあれば、それを口にしても構いません。
機嫌の悪い時には、我慢して溜め込まないで、彼にもそのことをわかってもらう方がいい場合もあるのです。
パートナーが弱い面も受けとめて、心を支えてくれることで、どれだけ女性がほっとすることか。
ゆっくりと身も、心も開いていくうちに、満足感、喜びは絶頂を極めるようになります。

このステージでは、男性の心もリラックスします。男性には、肉体的親密度が、心の親密度よりも大切だったりするのですが、肉体だけの繋がりではやっぱり虚しいものです。
この段階で、女性が心を開いて、精神面でも感情面でも自分のすべてをさらけ出すようになると、さらに肉体的に愛し合う歓びを見出します。肉体的な親密度が増すと、男性も完全に、心を開くようになります。

女性の感情は波のようなものです。

ホルモンバランスもありますね。
女性は、舞い上がったかと思うと、急に落ち込んでしまうことがあり、それは、大なり小なり誰にでもあります。
愛情に溢れているはずなのに、なぜだか気持ちが落ち込み、受容性がなくなってしまう日もあるということです。
こんな時に男性が犯してしまう過ちは、論理的に解決しようとすることです。
女性は、こんな時ほど、もっと思いやりを示し、支えてほしいと思っているのです。解決策ではなく、理解と共感を示してほしい。女性が落ち込んでいる時にいちばん望んでいることは、1番大好きな人に味方でいてほしい、必要とされていたい、放っておかないで、話をうんうん、と聞いて共感してほしいということです。女性が愛されていると実感するためには、心を開いて自分のすべてをさらけ出し、それでもなお愛されていると身をもって知る必要があります。

しかし、ここで陥りやすいことは、男性が、彼女が怒ってるのは自分のせいだと思い込み、そのことで女性から逃げの姿勢をとってしまうことです。
しかし実際は、女性が男性に不機嫌を顕にしているのは、その男性を必要としている証拠です。ですから男性は、自分は信頼されてるのだと、自分のせいで怒ってるわけではないのだと自分に言い聞かせ、波に立ち向かう勇気をもってください。
女性が必要としている時に男性が逃げ腰だと、女性は、「私にとって大事な時に側にいてくれない人」の認識をもってしまいます。
女性が不機嫌な時ほど、大きな心で立ち向かう勇気をもってください。
すると、女性はどんどん心を開いてくれ、話を聞いてくれたことに感謝してくれ、もっと男性を信頼してくれるようになるでしょう。
問題自体が解決していなくても、気持ちの切り替えを早くできるようになります。そのことが、男性にも荒波に立ち向かう自信を与えてくれるでしょう。
落ち込んでいる時、女性は「解決策」よりも「理解」と「共感」を求めているのです。

それから、女性が腹を立てている時、いちばん男性にして欲しくないことは、彼女が取り乱している問題を、たいしたことではないと思わないでほしいということです。男性が1人で殻に篭り考え込むこととは逆に、女性は、話すことでフラストレーションを外に吐き出し、誰かに共感してもらうことで愛情や自己への信頼や他人への受容力を取り戻していきます。

逆に、男性には多かれ少なかれ、「ひとりで息抜き」の時間が必要です。
男性は、二人が親しくなるにつれ、より親密になりたいと思う気持ちと束縛をきらう気持ちとの間で揺れ始めます
自立心が旺盛な男性ほど、女性との生活に入ってしまうと、べったりとそばにいたいという強い欲望と、逃げ出して自分ひとりになりたいという欲望のはざまで迷うことになります。女性と深い関係になればなるほど、息抜きが欲しくなることがあるのです。

第三ステージのように、まだ、さほど親しくなっていないうちは、親密になりたい、彼女を幸せにしたい、彼女をもっと知りたいと絶えず思い、彼女への愛を表現し続けていて、このように離れたいと感じることなど、ほとんどありません。
ところが、ひとたび第4ステージに入り、親密度が深まるにつれて、逃げ出したいという思いも抱くようになります。女性と近しくなるためには、多かれ少なかれ、彼も自分自身の時間を犠牲にしています。犠牲というのは言いすぎですが、男性は、優先順位をつけて行動する生き物で、女性のように同時進行が苦手です。
今まで女性をしとめることが第一優先だったが故に、おざなりにしていたお仕事や、友達、趣味などのプライベートをまた優先的に持ってきたくなったりもするのです。
そこで、ひとりになりたいと思うようになるのです。

相手がどんなにすばらしい女性であっても、親しくなり始めると、男性は、さらに深い関係に踏み込む前に、周期的に自由を求めるものなのです。
しかし、きちんと1人になる時間や、今までおざなりにしてきた恋愛意外の時間をもつ(それも男性にとって大切な生きる手段ですから)ことで、さらに愛情を深めて彼女のもとに戻っていくことができます。
こうして離れては戻ることを繰り返すたびに、彼の愛情は強くなっていくのです。

このように、ついたり離れたりしたくなる基本的な衝動は、男性なら誰にでもあることで、テストステロン(男性ホルモン)と関係があります。
だから、こうした男性の行動を直感的に知って支えてあげることは、女性には難しいのです。その結果、男性の彼女への愛情や恋心が育つのを、知らず知らずのうちに阻害してしまうのです。

男性が糸の切れた凧のようになってしまった時、女性は彼を追い求めたり、連れ戻そうとしたりしてはいけません。これはかなり重要なことです。また、彼が戻ってきた時には、冷たくしないように気をつけなければなりません。男は、自分のこうした性癖を女性に気軽に受け入れてもらいたいものなのです。
ところが女性は、ひたすら親密さを増すのが望ましいつきあい方なのだと考え違いをしています。
だって、女性は放っておかれることで、自分を大切にしてくれてないと思ってしまうから。
そこで、彼が身を引いてしまうと、大慌てをして不安になり、「もう私のことなんて好きじゃなくなったのね。」と、泣いたり罵倒したりして、彼を余計束縛してしまうことがあります。
こうなると、もう男性は、彼女を苦しめないために別れを切り出すしかありません。
「彼女のことが好きなのかわからなくなった」などと言ってしまうことで、さらに女性の気持ちの火に油を注ぎます。
賢い女性は、彼に自由になる時間を与え、彼が自分の意志でまた彼女と一緒にいたいと渇望するまで信じて待っています。「遠ざかるほど思いが募る」ということを理解しているのです。

男性の心は"ゴムバンド"のようなものです。

女性が男性の自由になりたいという気持ちを受け入れてあげることで、
逆に、男性は彼女のそばにいたいという彼の欲望を目覚めさせることができます。
男性の心はゴムバンドのようなもの。遠くへ行っても、それはただ伸びているだけで、やがてパチンと跳ね返ってきます。こうした性質を理解してあげれば、彼は確実に自分の心の中の愛に気づいて戻ってくるようになります。
彼が彼女のもとに戻ってくるたびに、彼女への愛は深まっていきます。時が経つにつれ、逃げ出したいという思いも徐々におさまります。男性は常に、ある程度抱いているものですが、それほど極端なものではなくなります。
こうした思いは、段階を踏まないままきてしまった時に、もっとも強く起こります。

性欲だけでポンポンと(みなさん、よくトントン拍子に付き合いが始まったという言い方をされますが、段階を踏んでないトントン拍子は危険です。)深い関係になってしまった場合、彼は行ったきり、戻ってこないかもしれません。男性が十分な愛情を感じたことがなければ、ゴムは伸びるどころか、切れてしまうのです。
最初に、どれだけ男性が女性に価値を感じて、自分の恋愛市場での価値がなくて、どれくらいの勢いでアプローチして、
そのようなことにも左右しますが、
体の関係をもった途端、ある意味男性の目標は達成するので、
冷めてしまいます。
それでも、大事な人だと考えるからこそ、その冷めた気持ちに目を瞑ろうとする面もあります。

どうしたらいいか、わからない時、男性は何も行動を起こしません。どれほど彼女が傷ついているか聞かされると、別れを決意する可能性もあります。
もう彼女を安心させることはできないからです。
私が、復縁のご相談の時に、
「流れで体の関係をもつと復縁できなくなるよ。」
とみなさんにお伝えしてるのは、上記の理由からでもあります。

ダメになった2人の関係を一からやり直すためには、十分な時間をかけてデートの各ステージをクリアしていくことが大切です。

「待つ」ことが、なぜそんなに重要なのか

待つことはとても辛いので、ほとんどの方が我慢できません。
しかし、時間と労力はかかっても、本物は長続きします。デートの五つのステージを、時間をかけてすべて踏破してみましょう。すると、今まで以上の愛を育み直すことができるチャンスが訪れます。
女性の感情は波のようなもの。
男性はゴムバンドのようなもの。
本当に親密になれるのは、女性の心が開かれていて、その中ににそのなかに男性が入り込み、女性を支えている時だけです。
逆に、女性が男性についつい世話を焼きすぎてしまうと、女性は本来もらうべきサポートが得られないため、やがていらだちを募らせることになります。
そして、女性の場合は、喜び勇んで戻ってくることなどありません。ゴムバンドにはならないのです。

はじめの四つのステージをきちんと踏めば、相手が自分にふさわしいかどうかが「わかり」ます。
その時こそ、第5ステージに進んでみましょう。
第5ステージでは、この感情を約束という形にすることで、気持ちをさらに強固にしていきます。

肉体的引力...欲望や性的興奮が生じます。
感情的引力...親愛の情や思いやり、頼感が深まります。
心の引力...相手に興味が湧き、受容性が発揮されます。
魂の引力...心が開き、愛や感謝の心、尊敬の念が生まれます。

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