公務員試験の論文添削サービスの質をどう判断するか?

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学び
2023年が始まりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

この一年で変化があったこととしては、
ココナラでの論文添削サービスの提供者が増えていることが挙げられます。
(面接カード添削等の対策も増えています)

予備校講師の方もいらっしゃれば、
公務員経験者の方もいらっしゃるなど、
多岐にわたってきている状況だと認識しております。

そこで、
個別の論文添削サービスの質をどのように判断すればよいか、
という点について、私なりのモノサシ(考え方)を提供したいと思います。

※以下、添削サービスを提供している立場からの私見ですので、ポジショントークになっている感は否めません。その点を踏まえ、ご参考になれば幸いです。

公務員試験の論文添削の基本は、大きく以下の2つに分けられます。
①形式面(構成を含む)
②内容面(取組み、政策の記載など)

ここから、
第一のモノサシとして、上記の①②を満たすことが挙げられます。

そんなの当たり前だよ、という方もいらっしゃると思いますが、
意外と①のうち字句修正しかしないというサービスもありますので、
ご利用に際しては、サービス内容をチェックした上で、
自分が添削に望む内容を提供しているかを確認するなり、
メッセージでサービス提供者に確認すると良いでしょう。

※もちろん、字句修正レベルの形式面のサービス提供を否定する趣旨はございません。そのようなチェックを望む方にとっては必要なサービスだからです。ご自身にとって必要なサービスかどうかを吟味した上で購入をご検討いただくことが重要ということをお伝えできればと考えております。

特に、ご注意いただきたいのは、
基本料金に加えて、一定のオプション料金が必要な場合です。
文字数、早期の納期などを細やかに設定されているサービス提供者のサービスをご利用される場合は、購入前にメッセージでやりとりして条件を確認しておくと良いと思います。
サービス提供期間や再添削回数などを厳格に定めているかどうかも確認しておくと良いでしょう。

※こちらについても、オプションを設定することを否定する趣旨ではございません。利用者の個別ニーズに応じた最適価格を設定するという意味ではオプションを設定することは合理的だと考えております。なお、私の場合、基本的に細かいオプションを設定しておりません。オプション設定などの利用条件に関するやりとりをしている時間があれば、その間に本論に入って添削を進めた方が早く返答・添削できて、その方が利用者にとってメリットになるはず、というスタンスを採っているからです。

ちなみに、
採点者が予備校講師か、公務員経験者かで採点の判断が分かれるのか、
という点については、一概にどちらがいいとは言えないと私は考えています。
予備校講師だからこそ、システマチックに採点して、添削内容を指導するという点に優れている側面がありますし、
他方、公務員経験者だからこそ、政策面等について行政実務の観点、採点者により近い立場を活かして実践的な採点ができるという点に優れている側面があると考えているからです。

一つ言えることは、社会人経験者の採点、特に上位合格を狙う答案作成に向けた指導については、採点者の力量が問われるということです。手前味噌で恐縮ですが、これは私自身が大卒程度と社会人経験者の両方に合格したからこそ実感していることです。
(一部の予備校などは大卒程度と同じような論文対策講座を提供しているようですが、本気の受験生に対して失礼ではないか、いかがなものかと思ってしまいます…)



第二のモノサシとして、
論文添削サービスの質を外部評価することが難しいということから、必要に応じて、複数のサービスを利用することを検討するということが挙げられます。

(元も子もないですが、添削自体が利用者に対する個別具体的なサービスという性質を有する以上、致し方ないことだと捉えています。)

サービス利用前にできることとしては、利用者の評価に加えて、
添削者のサービス内容の文章やブログなど、外部に発信している文字媒体から力量を推察する方法くらいしか浮かびません。

実際、私のところにも、予備校や他のサービス提供者で添削を受けた方から添削依頼を受けることが度々あります。私の採点基準からみると、特別区経験者の合格実績を打ち出している某予備校の添削であっても、必ずしも十分な添削となっていないと感じたこともあります。また、大卒程度の採点基準を機械的に社会人経験者の論文にもあてはめているような添削もみたことがあります。
つくづく添削というものは、添削者のレベルによるものだなと改めて感じた次第です。

※実際に添削を受けてみて、この人の添削は信頼できるという場合は、同じ方の添削を受けるのが、時間的な面からも有用だと思います。添削が信頼できるかどうかは、添削前後の答案を比較して、添削後の答案が合格レベルの答案になっているかという視点で確認されると良いと思います。


以上、長々と書いてきた割には当たり前のことしか書いていないなあと思います。
添削の利用については、費用面の問題はあるのですが、それとは別に、添削を受けると、受けた指導内容がそれなりに答案に影響を与えてしまいます。このブログをご一読いただいた皆様が良いサービス提供者をご利用されることを願っております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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