汚い言葉で自分を鼓舞

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こんにちは皆様。

汚い言葉ですが『くそったれ』と思うことがよくあった。
会社で事務、経理をやっていて、どう考えても資金ショートしそうな時、
仕事が在るのに利益が少ない時、そんな時は心の中で思いっきり『くそったれ』と叫んでいた。

叫ぶだけでは足りなくて、心がイラつき始めると、そこでハッと気付く、どうするか?どうすれば良いのか?

自分の仕事は経理だったし、交渉も下手だったので、新しい取引先を探す事は困難、社長である夫も新しい所を探して、そこがちゃんとお金を払ってくれるかどうか解らない、探さない方が良いと考えていた。

私は自分に出来る最善を考えて、経費を減らす、固定費を減らすなどしていた。

固定費を減らすとは、ハッキリ言うと、人に辞めてもらう事だった。
これは精神がやられる、雨の日に開いた傘を晴れてきたから閉じるみたいには、バサッと気持ちを入れ替えるのは難しい。

止めてもらう時は、社長は言えないだろうと「申し訳ない、こんな事態になったのは、上である私たちの責任です。」と言って頭を下げた。

会社って奴はほぼ人で成り立っている、だから人を切るのは、きっと間違っていて、本当は次の仕事を探すべきだったんだろうと、今は思っている。

その頃は会社が無くなれば、雇用の場が喪失する、在りさえすれば次にまた人を雇う事は出来ると考えていた。

売ってしまったので、結局敵わなかったけど。

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今思うと『くそったれ』と思っていた自分は、随分本気だったな、いや違う、元気だったな。

人間は怒るのには力がいる、『くそったれ』は自分の中では怒りだった、何に向かってではなく、自分や今の状況に向かって怒っていた。

怒りが次に向けて考える力を与えてくれていたんだ、そう思う、誰が何と言ってもそうだ。

怒りは人に向けると迷惑でもある、けれど自分に向けると原動力になる、エンジンだ、もちろん火をつけるのは自分だが。

今の自分はのほほんとして、エンジンがあっても動いていない、自分に火を付けよう、潰れた風船みたいな自分に。

そしてもう少し膨らんで、飛び上がるんだ『くそったれ』

汚い言葉ですいません。

いつも有難うございます。




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