こんにちは皆様。
家にブーダンノワールの缶詰がある。
ご存じない方の為にご紹介すると、豚の血と脂肪と玉ねぎで出来たシャルキュトリーだ。
えっそんなものを食べるの?
知らない人からは、そんな声が聞こえてきそうだ、実は私がそうだった。
でもこのシャルキュトリーはヨーロッパでは割と普通に食べられています。
次女は子供の頃から好き嫌いが無く、強いて言えば羊の肉とか、バナナが嫌いなのですが、ほぼ食べれない物は無いと言っていい、食料危機にはうってつけの人間。
その次女が最初食べなかった代物である。
大体血ですよ、血、聞いただけで、きっと食に困ったヨーロッパの人が、豚を使い切るために考えた究極の食材だと思う。
そのブーダンノワールの缶詰が、今家にある。
何故か。
娘が買ってきたのだ、これから来る食糧危機に対応する為か、ただ単に食べ物が好きなのか、次女は食べ物を克服しているというか、食べ物を服従させている。
羊も好きになったし、このブーダンノワールも、一時フレンチバルに勤めていた時に服従させて、大好きな食べ物の一つになっている。
私もそのフレンチバルで美味しさを覚え、大好きとは言えなくても、有れば食べるくらいには好き。
問題はいつ食べるか?
我が家は脂質抜きダイエット中、ブーダンノワールの中身は豚の油、血、玉ねぎという危険地帯。
危険地帯に入るには気合がいる、地雷を踏まない様に、ソーと入って行かなければならない。
ダイエット戦争真っただ中の私たちは、見つめるだけで食べる事が出来ない。
理想の体を手に入れた暁には、非武装地帯から這い出して、危険地帯に入ってみたいものである。
いつも有難うございます。