昔の家電の選択は?

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こんにちは皆様。

今日は家電の話をしていて、私さえ聞いただけの話をしていた、母の話である。

私の父は子供の頃両親が亡くなっていて、母は両親とも健在で父親が小さいながら会社の社長だった。

母の為を考えて両親は結婚に反対したのだが、母は親の言葉を聞かずに家を出て結婚したらしい。

「そんなの好きだったんだ。」と聞くと「別にすごい好きだったわけじゃ無くて、条件的に良かっただけだからね。」と言っていた。

ツンデレである、その時期ツンデレなる言葉はまだ無かったが、今ならツンデレ確定処理される。

そうは言っても親の許を離れてもいいくらいには好きだったんだろうなと思う、わが父は臆面もなく母が大好きなのでいい夫婦なのだろう。

その両親は結婚して直ぐから結構言い争いはしていたのですが、最初の大喧嘩は家電の選択だったそう。

二人とも最初に冷蔵庫を買うのは決めていたらしい、その当時冷蔵庫は氷を買ってきて入れて置かなければならなかったので、それは両社とも同意見で買おうとなった。

次のボーナスで買う物が問題になる。

母は洗濯機が欲しかったらしい、その頃の脱水は手回しで水を絞る形式、毎日面倒でたまらない、脱水も洗濯機が勝手にしてくれるのを買おうと思っていた。

それに対して父は東京オリンピックが近いのでテレビが欲しかったようで、洗濯機は今あるけど、テレビは無いんだから、テレビが先でしょとなっていた。

今なら考えられないけど、その頃はどちらも高価で一生物と思って買っていたんだよね。

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母が父親の熱に負けてテレビを買ったのだけれど、私が結婚して家を出るまで、言い続けていたから、納得していなかったのだろう。

そのテレビは足付きテレビ、解ります?足付きテレビ、机の脚みたいなのが4つ付いているテレビ、今みたいな薄いテレビじゃ無かったからね。

母の話は私がその大事なテレビの足の下に入り込んで、テレビの足を齧っていたと言って終わる。

私は猫かー、ねこだったんだね。

こちらはそんな事は知らない、問題視されて問い詰められたら「記憶にございません。」ですね。

今も昔も家電の選択は難しいのです。

いつも、有難う御座います。


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