正しくない決算書、財務諸表の「利益」を使う3つの理由

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ビジネス・マーケティング
決算書、財務諸表の利益は、会社の現状、実態を表していません
それは、減価償却費を自社の実態に合わせて計算していないからです。
例えば、減価償却費の対象となる機械設備は20年間、使っている(使える)のに、減価償却費を計算している耐用年数は10年です。(税法で決まっている)
これでは、利益が自社の実態と全く異なるのは当然です。
しかも、会社には減価償却費の対象となる設備が、ものすごく沢山あります。
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それでは、なぜ、多くの会社では、決算書、財務諸表の利益で経営判断をするのでしょうか?
これには、3つの理由があります。

1.決算書、財務諸表の利益が、現状、実態を表していないことに気づいていない
とかく、社長や役員は「経理」の事を知らないから、信じて疑わず気づけない。経理の担当者でも、信じて疑わず気づけない方が多くいる。
真剣に「利益とは」を追求すると分かるのに、目の前に数字だけしか見ていない。

2.「利益が現状、実態を表していない」事に気づいているが、どうすれば良いのか分からない
社長や役員、経理の担当者も、薄々、気付いているが、正しい利益を計算する方法(解決策)が分からないため、気付いていないフリや「正しくない」と声に出して言えない。
 「経営判断が間違っていました」「決算書の利益は正しくありません」
 「でも、どうすれば良いのか分かりません」
 「自分達の仕事に間違いがありました」
と言える人は中々、いませんね。

3.「利益が現状、実態を表していない」事に気づいていて、解決策も分かるが、実際の実務でどうやって計算すれば良いのか分からない
解決策(現状、実態を表す利益の計算方法)が「原価計算」だと気づいているが、具体的に自社の原価をどうやって計算すれば良いのか、分からない。
試しに、Excelを開いて、自社の数字を入力しようとしたが、原価計算の実務、原理原則が分からず、直ぐに諦めて閉じた。
会計ソフトのような原価計算ソフトがあるか調べてみたが、物凄く高価で且つ難しいため諦めた。
新しい仕事になる原価計算を導入、実施している時間もない。

原価計算の必要性

原価計算は、正しい利益の計算以外にもっと素晴らしい効果があります。
それは、製品毎の利益得意先毎の利益が分かる事です。
決算書の利益は会社全体の合計した利益(合計値)です。この利益が減ったとして、その原因、問題がどこにあるのか、決算書を見ていても分かりません。
(そもそも、決算書の利益は正しくないのですが)
原価計算を行うと、どの製品の利益が減ったのか、どの得意先の利益が減ったのかが、計算できます。
下のようなグラフが作成できます。「製品1」の売上、利益が減ったら、この会社はどうなるのか、今すぐに対策が必要です。
決算書は捨てて、今すぐ原価計算を始めましょう。
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