地に足つかずのふわふわ迷走;気象予報士編その2

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いきなりですが皆さんは、男子トイレが大行列で、女子トイレはスカスカな状態見たことがありますか?

その逆は、あらゆる人混みのある場所で目にしたことがあると思いますが、私は人生でたった一度きり、目にしたことがあるのです!

それがそもそも、声のお仕事をしている今とどう結びつく迷走期なのか、はたまた、ブログまで迷走し始めたのか!?

ちゃんと関係あるんです!色々人生さまよいきだった私は、勢いで色んな所に突っ込んでいったわけですがその中で突っ込んでいった気象予報士の、試験会場!そこで目にしてしまったのです!

色々な資格試験会場に行ってきましたが、私はどちらかというと試験会場の空気感は嫌いではなくて、試験開始前なんて、どんな人が来ているのかキョロキョロしてしまうタイプなんですが、予報士試験ほど男女比の差が激しい試験はなかったです。

お天気お姉さんのイメージで気象予報士を思い浮かべる人もいるかも知れませんが、実は発表のお仕事は資格は関係ないので、圧倒的に受験生の男性比率が高いんです。

私は1年がかり、合計2回の受験で資格取得だったわけですが、忘れもしない1度目の試験、昼休みには男子トイレの列が階段をぐるぐる登って、午後の試験開始時間が繰り下げられるなんて言うこともあったんです!

本筋からそれていましたが、2回受験したというのがどういうことかというと、予報士試験は学科試験2つと実技試験1つで、学科2個合格しないと実技を見てもらえないという足切りシステム、かつ学科の合格は1年は繰り越せるというなかなか諦めづらい仕組みなのです。

そして私は物理&数学に苦しめられた学科は、塾講師であるアドバンテージを活かしてなんと塾で担当科目ではない数学や物理の基本あたりをコピーしたり読み込んだりしてなんとかギリギリラインにもちあげて、男子トイレ行列事件の一度目の試験で学科試験1つ合格をもらいました。

そうなるとジグソーパズルを始めると完成するまで落ち着いてご飯も食べれなくなる私としては、俄然もう一つの学科と実技もクリアしたくなったのです。

さあ、学科はともかく今度は実技試験の壁が待ち受けていました。天気図を色々見比べるのは想像ができると思うのですが、それに対し記述で回答するというのが、またまた文系には難しいのです。記述ならむしろ文系と思うかもしれませんが理系的な文の書き方があったのです。添削課題でなんども「そこから読み取れる事象のみを記す」という赤ペンが入りましたが、どうも文系としては話を膨らませたり余計な要素まで書いてしまったりがあったんですよね。

それも色々工夫して挑んだ二度目の試験、今度はトイレの記憶がないのでおそらく行かなかったと思うのですが、手応え的には自信はなくて、でもおわった直後の気分は「あー楽しかった」で帰りの駅に向かうときには「次も受けたいな」とかなりの試験バカと化していました。

そして、結果はあのペリペリ剥がす式のハガキでまず来るのですが、ペリペリして無意識で涙出たのは今の所この時一度きりです。

無事合格!

さあ、晴れて予報士として働こう!と3つ予報士の人材会社に登録したんですが…その1で書いたように、ここに来てようやく知るのです。気象予報士の恐ろしいほどにない求人の現状を。

結論から言って予報士として稼ぐことができたのは、声のお仕事に出会う直前、数ヶ月のライター期間に資格試験についての記事を書かせていただいたときと、現在は停止中ですがココナラさんで予報士合格相談を出品させていただいた時くらいという。悲しいかな予報業務には一切携われたことはありません、いわゆる潜在予報士というやつで、かの◯日新聞の一面に「予報士就職難」と取り上げられていたときにはもはや爆笑でした。

(予報士合格からちょっと稼げたまでの空白期間、天気予報が外れるたびにちょっぴり「やーい」って思っていたヤサグレ予報士はこちらです…)

それでも、あの大人になってからガムシャラに1から学び直した経験も、やさぐれていた気持ちも、今声の仕事をする時に使える気持ちの引き出しになっていますし、まだまだこの調子だとどこかで活きてくるのかもしれないなと少し明るい未来予報をしてみたりするのです。

こんなふうに地に足つかずあっちにふわ~リ、こっちにふわ~リしていると当然生活基盤も不安定。そっちについてもまだまだ尽きない話題があるんですが、今回は長くなってしまったのでこの辺で。

ご拝読ありがとうございました!



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