変わらなくていい

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こんばんは、natsuです。

私は苦手な事が結構あります。

例えば、地理は全く覚えられません。道も覚えられません。地域柄かもしれませんが、道を教える際こちらは東西南北で答えるのが一般的なのですが、一体何を言っているのかさっぱりわかりません。この道路から西に向かって進んで・・・「???」ですね。

あとは、人の名前ですね。歴史上の人物なども覚えられないですし、大勢の人が集まるような不特定多数のいる場でも即座に顔と名前を覚えられる人をみると、本当に感動してしまいますし、是非私のサポーターになって欲しいと思ってしまいます。

なぜ覚えられないんだろうと思った事もありましたが、答えは簡単です。

覚える気がないからです。(笑)
私がこの苦手な事を克服しなくても、特に恐ろしい事が起きるわけでもありませんし、大問題も起きないし、なんとでもなると経験上知ってしまった今、それは私の中では苦手な事でもなんでもなくなり、ただの個性になりました。

私が道を覚えられなくても、人の名前を覚えられなくても、怒られたりイライラされる事はたまにあっても(笑)、大抵の人は別になんとも思っていないのです。同じような人がたくさんいる事も知っています。ナビという素晴らしい機械もありますし、名前が思い出せなければ私はバカなので、と誰かにコソッと耳打ちしてもらったり開き直って聞き返せばいいだけなのです。

こんな風に、例えば人と話すのが苦手です。家事が苦手です。すぐ感情的になってしまう自分が嫌です。仕事ができませんetc・・・人には色々コンプレックスであったり苦手に思うものはたくさんあります。 
他人の話として聞くと、おそらく大したことじゃないじゃん、と思う人が多いのに対して、こと自分の事となると、大事になってしまうのが、人間です。

勿論すべてに当てはまるわけではありませんが、「大抵の人は別にそれほど気にしていない」「出来ない事はさほど気にするような事ではない」という経験をたくさん積んでいく事によって、コンプレックスや苦手意識が解放されていく事も意外と多いです。

あなたと親しい人たちだけに知ってもらうのはあまり効果がありません。なぜなら、親しいという事は、受け入れてもらえる可能性が高いという事を無意識に分かっているからです。
大切なのは、さほど親しくない人たちにも、苦手な所を含めそれがあなただもんね、と出来るだけ多くの人たちに認知してもら事が大切です。

人は、自分の苦手な部分や欠けている(と思い込んでいる)部分を必死に隠そうとしたり、ごまかそうとしたり、克服しなければ、なんとかやりぬかねば、と頑張りすぎてしまうのですが、実はあんまりそんなに頑張らなくていい事の方が多いです。

人間の良いところは、皆それぞれにキャラクターがあって、バラエティに富んだ強み弱みがあるところです。

出来ない事に一生懸命になるよりも、出来る事を最大限に活かして貢献し、出来ない部分をちゃんと受け入れて、可能な限り出来る人であったり自分以外の部分にどんどん任せてしまえばいいのです。

人単位ではなく、社会全般がそんな風になれたら・・・とてもとても素敵だと思いませんか。

自己肯定感、爆上がりします。
肩の力が抜けて生きやすくなる人がたくさん増えていきます。

なにより・・・皆がもっともっと自分を愛せるようになりますし、それに伴ってもっともっと他者を愛することができるようになると思うのです。

少し話がずれてしまうのですが、
例えば人が苦手な事に対してネガティブな感情を抱く理由に「失敗したくないから」というのがありますが、

では、なぜ失敗したくないのでしょう。

きっと、人にネガティブな感情を抱かれたくないから、にたどり着く方が多いのではないかなと思うのです。

恥ずかしいから、嫌われたくないから、軽蔑されたくないから・・・

それは誰がそんなことを思うのでしょうか。
仮にそう思われたらあなたはどうなってしまうのでしょうか。

掘り下げていけば、だいたい過去のトラウマから潜在意識がそう記憶してしまう事から起きるのですが・・・そうなると思考が勝手にネガティブな想像を膨らませてしまい、結果的に苦手な事を「悪い事」だと決めつけてしまい、失敗しないように失敗しないようにと自分に無理を課してしまうのです。

失敗に恐れる人、他人の目が気になる人は、自分だけに留まらずに、他者に対しても寛大になれなくなっていきます。

なぜなら、頑張りすぎる事によって、自分はこんなに頑張っているのにあんな事が許されるわけがない、なぜ自分はこんなに我慢しているのにあの人は許されるのだろう、そんな感覚が溢れてしまうからです。

そして結果的に、こうでなければならない、ああでなければいけない、と、無意識に自分対して他者対して許容範囲を狭めて、自分は間違っていない、頑張っている自分は間違っていない、と必死に目に見えない何かから身を守ろうと至極真っ当に聞こえる理由を作って、一生懸命自分を誤魔化そうとしてしまうのです。


そうなるくらいなら・・・思い切って自分の苦手をたくさんの人に知ってもらってみてください。

私は苦手です。私は出来ません。私はこんな人間です。
思い切って、始めは些細な事から勇気を出して言ってみてください。
なんでもいいので、自分にとってちょっと恥ずかしい部分を公言してみてください。

勿論、あなたの抱えている苦しみや悩みによって違いはありますが、不特定多数の人に知ってもらえばもらうほどに、似たような人たちが結構いる、という気づきが生まれる事も多いです。私だけじゃなかったんだ、という安心感です。

笑ってくれる人もいますし、全く興味持たない人も結構いますし、意外と大半の人が恐れているようなネガティブな事は起きず、自分だけじゃなかったんだ、自分が思うほど人は気にしないんだ、自分が思っていたほどネガティブな事じゃないのかもと感じられる事も、きっとたくさんあると思うのです。

その経験を、一つでも多く増やしてみてください。

そうすることで、その短所やコンプレックスや苦手意識が、もしかしたら個性に変わっていくかもしれません。

自分を変えるのではなく、受け入れていく事に軸をあててみてください。

自分がありのままの自分でも十分素敵なのだという真実を、想い出してあげてください。

きっと心(魂)が喜んでくれると思いますよ。

natsu











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