フリーランスとして優秀な人はどんな人?

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フリーランスとして優秀な人はどんな人?

会社が人を採用する時や、仕事を依頼する際には「優秀な人」を選びたいものです。ところで、優秀な人とはどんな人かご存知ですか?


優秀な人とは?
優秀な人というのはどんな人でしょうか?

会社が人を採用する際も、仕事を依頼する際も共通しているのが仕事を上手にこなしてくれる人を指して優秀な人という場合が多いと思います。もう少し言うと、少ないミスで効率的にその仕事を完了して、しかも仕事の品質(クオリティ)が高い人が一般に言う優秀な人という事になります。

これが、学生だったらどうでしょうか? 学生の場合は、勉強ができる人、つまり、成績の良い人を指して優秀な人という風に考える事が多くなります。

スポーツならば、トップレベルの能力を持った人たちを指す事になります。

分野によって違う「優秀な人」
いろいろ例を挙げてみましたが、一言で言うならば「ある分野」で秀でた力を発揮できる人という事になります。 という事で、分野をハッキリさせないと、優秀な人はどんな人かをハッキリとは決められないという事になります。

この記事では、「仕事」をする上で優秀な人について、さらに詳しく考えてみる事にします。 仕事の上で優秀な人なので、簡単に言えば「仕事が出来る人」という事になります。

例えば、セールスマンならば、売り上げた金額が大きな人が優秀な人という事になります。 この記事を読まれることの多いソフトウエアのエンジニアならば、品質の良いプログラムの設計を効率的に出来るような人が優秀な人という事になるかと思います。

では、どうしたら優秀なソフトウエアのエンジニアになれると思いますか?

フリーランスの仕事の難しさ
そう考えると、実はフリーランスの仕事は実に難しい仕事と考える事ができます。 理由は簡単で、一部の経営に関与する会社の社員以外は、基本的に仕事は割り当てられる場合がほとんどですだからです。

どう言うことかと言うと、与えられた(割り当てられた)仕事を上手くこなせれば、その人は「優秀な人」として評価されます。 もちろん、与えられた仕事でも仕事によっては、いろいろ考えたり、検討を重ねて仕事をする必要がある場合も多く、簡単ではありません。

しかし、同じような仕事をするフリーランスを考えてみてください。

フリーランスの場合、仕事を自分で見つける必要があります。

この時点で、かなりハードルが高くなっています。仕事は湧いてくるわけではなく、自分で仕事を見つけるという「営業活動」を自分でしなければいけません。また、実際に仕事を獲得する際の交渉なども自分でやらなければいけません。仕事にかかるお金のやりくりも必要ですし、仕事に関連したトラブルの対応などもしなければいけないケースも沢山あります。

メインの仕事が、例えばプログラミングの場合には、実際に作業する仕事は会社でしている仕事と同じような場合も多いと思いますが、仕事を獲得したり、仕事が完了した後も、サポートなどがついて回ります。

つまり、やる事が増える分、フリーランスの仕事の場合は上手くやるためのハードルが会社で仕事をする場合より高くなリます。 同じような仕事でも、フリーランスの場合、仕事の獲得などを考えるとより、広い分野で上手くやる事が求められる事になります。

会社員が向いている人
このように考えると、「会社で優秀な人」が必ずしも、フリーランスとして成功すると言うことではないと言うのが見えてきませんか?

実は、フリーランスに向いている人とフリーランスには向かない人というのが存在します。

会社で求められているのは、「与えられた仕事を上手くこなせる人」です。 一方で、フリーランスとして必要なのは、受けた仕事をうまくこなせる以外に、仕事を見つたり、お客様や関連する業者などと上手く交渉して仕事を進めるための基盤を作っていく必要があります。これに求められるのは、そうした仕事を見つけて、受注、実行、サポートなど全体を見られる能力と計画する能力です。いわゆる、「総合力」が求められています。

実際のビジネスの世界では状況は常に変わっていくのが普通です。状況が変わる中で、仕事への取り組み方も修正しながら進めるということも大切になります。そう考えると、単に受けた仕事を実行するより難易度は高いというのが現実です。

会社の場合は、会社の経営に関わる人の場合には同様のスキルが求められますが、ほとんどの従業員の場合は、会社が仕事を分担して、与えられた仕事をこなしていれば良い場合が多いので、ある意味「楽」な部分があります。

世の中を見ていると、与えられた仕事はうまくこなすけれども、何か想定外の事が起きたり、未知の壁に当たったりした場合にはそこで行き詰まってしまうタイプの人も相当数いらっしゃいます。これは、それまでの経験によるものも大きいですが、自分で「考えて」「解決策」を見つけるのが難しいタイプの場合は、会社員の方が向いている場合が多いです。

つまり、フリーランスの場合、ターゲットにする仕事の分野のスキルや知識だけではなく、それを取り巻くいろいろな仕事に対応するだけの「能力」が要求されます。その場合、「指示を待つ」タイプの人は、フリーランスのように独立の道を選ぶと失敗するリスクが高くなります。フリーランスを目指す場合、「指示を待つ」のではなく、解決策を「自力で見つける」スキルが要求されます。

まとめ
フリーランスとして優秀な人は「総合力」を備えた人です。 指示を待つのではなく、自分で考えたり、行動して「次のステップ」を見つけて行ける人が、フリーランスとして優秀な人ということになります。すぐに、答えを求める人や、「知らない」「聞いていない」「教わっていない」を言い訳にする人は基本的には向いていない場合が多くなります。

こうした「総合力」は適正という言葉で片付けてしまう場合も多いですが、実はこれまでの経験によるものが大きく関係しています。

指導者として人を育てる立場にある場合は、すぐに答えを教えるのではなく、失敗するかもしれませんが、自分で問題や答えに気づくまで待つというのも非常に重要になってきます。

人が成長できる場所には、失敗を許容して見守ってもらえる環境が揃っている場合があります。そうした環境が「優秀な」フリーランスを育てています。

「自分で問題を解決できる人」というのが私の思う優秀なフリーランスです。あなたはどんな方が優秀なフリーランスだと思いますか?
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