7月始まりました。
今日は米国が短縮相場となり、明日はインディペンデンス・デイで米国祝日。さらに週末には雇用統計と、ポジションを取るには難しい週です。
短期で回転する以外は優位性が見つかりません。
さて、月初ですので6月を少し振り返りましょう。
先月のチャートだけ見れば「一方的な円安」でしたが
ミクロで見ると変化も見られ、
特に変化が見られたのは6/19からの動きです。
この日から、(円安はあるものの)
ドル高が入りさらに豪ドルが弱くなりました。
6/19日以降で見れば少なくとも以前のような円の独歩安とは言えない状況で円売りは出てないけど強弱関係でドルの強さに引っ張られドル円はジリジリした展開が今日まで続いたという状況です。
つまり、いまの為替は「ドル高」が最強ということ。
金利差と米国の7月の利上げ可能性を考えると
「ドル高を否定する」ことが出来ないので
・ドル高を終わらせる材料
・ドル以外の通貨が注目される材料
どちらかが出ない限りはドル高の状況は止められないと思います。
今月も「ドル高」続くのかぁ・・・・と思う一方で変化があるかもしれない通貨があります。それは「円」です。
現時点では円買いには「介入」しかないと思われますが、
本日発表された日銀短観では製造業の景況感が好転してます。
これはコロナでの不況の出口と捉えられるし、また6月の貿易収支の黒字化も判明しています。
これらから、「日本の内需が好循環になりつつある」と言えます。
この材料を見れば今月の日銀(7月28日)が何らかの政策修正する可能性があると思います。
日銀は月末の話なので今日からどうこうって話ではないんですが
少なくとも金利差からだけの円安に強気で乗る相場は終わっていると思います。
日経がアゲアゲで円チャートも売られ続ける中で、
「円高」に寄せた意見は完全逆張り思考に見えると思いますが、
チャートからの判断よりもファンダメンタルから見たら、
円安は難しくなってきるというのは記しておきます。
今日の相場展開
ドル円は「144円台をキープできるかどうか?」です。
東京仲値から144.50トライしてますが、
ここから東京で上げるほどの円売りは無いと思いますし、
先週からのサポートである144.00-144.10をしっかり割れるのか?が短期では最重要ポイントです。
144.00では短期ロング勢も出てくると思いますし、
彼らは143.00下抜けるまではロングを諦めないんじゃないかと見えます。
144.00くらいでLしてれば短期は抜けるかなと思ってますが、
あくまで短期。保有時間を意識してトレードした方がいいですね。