大坂なおみさんの記者会見拒否、大会棄権と女性アスリートに対するアホな質問

記事
コラム
大坂なおみさんが全仏オープンを棄権に関してメンタルヘルスの維持を理由とした報道をうけて「あれ」っと思った。
「メンタルヘルスの維持?」

女性アスリートはひどい扱いを受けやすい。
英紙「テレグラフ」は「ディーバ気取り」だと批判した。同じく英テレビでは「世界のスポーツ界で最も怒りっぽい小生意気な女の子」と断じた。
(*「ディーバ」とは、成功して有名になったという意味から派生して、「自分を特別な大物だと思っている女性」と言う意味で使われる。)

「もし自分が17歳のマリア・シャラポワなら、あなたはイギリスでグラビアアイドルになっていますよ」と記者からコメントが発信されたことがあった。
「シャラポワのスーパーモデル並みの素晴らしい外見におじけづいたことはありませんか」なんてアホな質問もあった。
試合直後のコートで「クルっと一回転してウェアを見せてくれませんか?」なんてのもあった。
大坂なおみさん自身も3年前、質問の半分は対戦したセリーナ・ウィリアムズについて聞かれ、さらに自分が勝ったにもかかわらず、その勝利について謝る羽目になった。

今回の大会で何かがあったかまでは分からないが、これまでの「アホな」質問やコメントを考えると、記者会見の回避とその後の批判を受けての大会棄権には納得している。

「ワシントン・ポスト」のコラムニストは記者会見のジェンダー格差を強く指摘した。
そう、このような事態には、強い抗議や指摘をしなければ、それはあらゆる差別への助長・加担を意味すると考える。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す