意志の力に頼っても90%近くの人たちは平気でうそをつくことが判明した実験!

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今回は意志の力があってもなかなか実行に移せないということについてです。

多分、このブログを読んでいるみなさんは相当やる気の高い方たちばかりだと思います。

でも、やる気はあってもなかなか思ったように行動ができないんだよなと思っているかもしれません。

そういう方たちにとってこれから紹介する研究は必見です。

普通に考えれば、意志のある人って何でもこなせそうに見えますが、いざ行動しようと思った時には違った行動してしまうみたいなのです。


人間は少し未来の予測すらできない!?

ハーバード大学のジョシュア・グリーンは、認知制御に関連する脳中枢(思考や行動を司る)が不誠実な行動の原因になってしまうのかを調べた。

機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を受けている被験者の画像を撮影しながらコイントスの結果を正確に予測をしてもらった。

ちなみに、予測が当たるとお金をもらえることになっていた。

また、被験者たちは未来に対する予測の性格さを測るテストだと思い込まされていた。

一部の試験では、被験者は事前に予測を記録し、実際にコイントスを行ってから結果を見た。

もう一つの試験では、被験者は自己申告の正確さに基づいて報酬を受け、予測の正確さについて嘘をつくことで不正に金銭を得ることができる仕掛けがあった。

つまり、予測はするがコイントスが終わるまでその報告をしなくてよかった。

要するに、嘘をつくことができた。

その結果、なんと90%の近く多くの被験者は、あり得ないレベルの「正確さ」を示した。

正直に振る舞った人は、正直に振る舞うことを選択したときに、不正な利得の機会がなかった制御条件と比較して、追加の制御関連の活動(または他の種類の活動)を示さなかった。

対照的に、不正に振る舞った人は、不正な振る舞いを選択するときと不正をやめるときの両方で、前頭前野(認知制御を司り、自動的、感情的な反応を抑える脳の部位)で活動の増加を示した。

これらの脳の部位の活動レベルは、個人の不正行為の頻度と相関していた。

つまり、意志の力(前頭前野)に頼らない人の方が不正をしなかったのです。

ちょっと一言

真面目な人ほど自分が思ったように行動できないというのはこれが原因みたいです。

目標を達成したいなら、意志の力ではなく習慣の力に頼った方が良いです。

習慣は考えなくても行動できるので、負担がだいぶ減りますし、確実に毎日こなせるようになります。

僕自身も意志の力に頼ろうとしたことがありましたが、とにかく疲れてやる気がなくなってしまいました。

ところが、習慣化することで歯を磨いたり身体を洗ったりするのと同じくらい自動でできてしまうんですようね。

で、最初は誰がやってもできるような習慣からから始めるのがコツです。

例えば、「瞑想10秒」とか、「英単語1日1つ覚える」とかです。

このバカみたいに簡単にするのが習慣化の入り口としては最も重要なのです。

人間って余裕を感じると自然とレベルを自分で上げるのです。

1がに2になり、2が3になり、3が・・・という感じに。

ですので、最初は習慣化させることを目的に簡単なことから始めましょう。

参考文献
Patterns of neural activity associated with honest and dishonest moral decisions

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