参拝は恩師の家を訪ねるつもりで

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コラム
本日の納品は1名様。
陰陽五行の開運ポイントのお客さまでした。
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これからの益々のご開運をお祈りしております。



お客様から
「神社ってしきたりとかいろいろありそう・・・」
とよく心配の声があがるのですが、
「ルールはあってないようなものですから大丈夫ですよ」
と説明することが多いです。


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神道は「信仰」であり「宗教」ではありません。

信仰=人の心から生まれる「思い」
宗教=人の「思い」を組織的に共有したルール

であると私は考えています。

なので、お参りの仕方も時代や地域によって都合の良いように作られて受け継がれているに過ぎないし、絶対に正しいルールはないと考えています。

もちろん、神職を養成する機関では西日本と東日本で「正しい神道の作法」を教えていますが、東西の養成機関では異なるものもあります。

たとえば袴の紐を、西日本では前に垂らすように教えています。
一方の東日本では帯に潜り込ませるように教えています。

両方ともきちんとしたやり方で、「これが正しい作法だ」と教えているからです。

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神田神社(神田明神)神主 岸川雅範様


もしも神様が決めていたとすれば、全ての作法は統一されているはずですよね。

地域によって違うということは、やはり人の都合で決められているということに他ならないでしょう。

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つまり、絶対的に正しさはなく、逆にいうとすべてが正しいということになります。
大切なのは「思い=神様を敬う心」であり、おじぎや柏手などの作法は二の次。
実のところ、「気持ち」さえしっかりしていれば、本当は作法は必要ないかもしれません。

しかし私の場合はマナーがあることで気持ちも引き締まるので、最低限のことは守るようにしています。

参拝の作法で心配している方には一言

「恩師の家を訪れるつもりでお参りください」

とアドバイスします。

心から尊敬している恩師の家には、汚い服やサンダルでは行かないでしょう。
特別に緊張してかしこまらなくても、できるだけ失礼のない、美しい所作を心がけると思います。

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相手が「人」から「神様」に代わっただけで
「自分がリスペクトしている相手に対して、どう振る舞うか」
それが参拝作法の根本なのではないでしょうか。




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