その神社に祀られる神様がどのような神様なのか。
神社の由緒書を読んでも、よく分からないこともあります。
そんな時にはあらかじめWEB検索などで神社の御祭神を調べてみるのも一つの方法ですが、日本神話を自分で勉強してみるのも良いかもしれません。
古事記や日本書紀がよく分かる解説本なども多くありますので参考にしてみてはいかがでしょうか。
どのような生い立ちなのか。
また、どのような活躍や失敗をしたのか。
日本神話を知るとその神様の御神徳が思い浮かぶようになります。
神話の中でどんな役割で登場するかなどを読み、自分なりの神様像を想像することで、これから参拝する神社の御祭神となっている神様のことがより身近に感じられるかもしれません。
我々が現世的なご利益を望むとしても、その神様の御神徳から想像してどのようなお力があるのかを考えてみることで、その神社や御祭神の神様に対してより一層の理解が進み、より深い意味を持つ神社参拝とすることができます。
参拝ガイドとして皆様にご一緒するときには、訪れる神社の関連情報を事前にお渡ししたり、日本神話の一場面がやさしく分かりやすく書かれた漫画を用意して読んでもらったりしています。
そうすることで神社参拝が人生にとてもより豊かなものに、そして、楽しいワクワクするものになるのではないでしょうか。
楽しいといっても、フワフワした浮ついた気持ちで神社へ行くべきではありませんが、真摯な姿勢と謙虚さを忘れずに、そして、御神徳を自分なりに理解した上で参拝すれば、祈りの内容も大きく質の高いものに変わってくるのではないかと思います。