日本の神様にはそれぞれ役割がある

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日本神話に触れたり、あちこちの神社を参拝するようになると、気になる神様や崇敬したい神様が出てくるかもしれません。


神話では絶世の美女として登場する木花咲耶姫(このはなさくやひめ)ですが、この神様が好きな女性が多いのも、やはり神話の影響でしょうか。
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松下電器(パナソニック)の創業者である故・松下幸之助氏は、猿田彦命(さるたひこのみこと)を崇拝されていたといいます。

猿田彦命は、「導き・道ひらき」の神。自社の商品が世の中に受け入れられるようにお祈りされていたのかもしれません。
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また、薪を担いで本を読みながら歩く銅像で有名な二宮金次郎(尊徳)は、イザナキ・イザナミの神様を特に崇拝されていたそうです。

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イザナキ・イザナミは日本を産み出された神様であり、日本にたくさんの神々をお生みにもなりました。

御神徳は、何か新しいものを生み出す力、再生、蘇り、起死回生等々。

何かを産み出す力を望んでいたからこそ、この神々を崇拝されていたのかもしれませんね。





御祭神によって、それぞれの御神徳に沿った祈願内容になってきます。

たとえば・・・

菅原道真公が祀られている天満宮であれば、勉強や学びなど。

鹿島神宮の御祭神であるタケミカヅチノミコトは勝負運・武運長久の力を授けてくださいます。

多くの稲荷神社で祀られているウカノミタマノミコトは稲穂の神様で、五穀豊穣や商売繁盛などを祈願します。

日本の神様はそれぞれに得意分野があり、力を発揮する役割をお持ちであるということです。


海外では、「神は全知全能で完全なる存在」という場合も多いのかもしれませんが、我が国の場合は、それぞれの神が力を合わせることで、ひとつの世界を構築しているというイメージですね。


お祀りされている神様について知ること。
神話の中での神様の役割を知ること。
神社参拝において、とても有意義だと思いますのでおすすめします。


余談ですが古事記には、神様の非常に人間くさいところがたくさん描かれています。

嫉妬したり、夫婦喧嘩したり、不倫したり、夜這いしたり、裸で踊ったり、引きこもったり等々。


ちなみに我が国で最初に離婚したカップルは、イザナキとイザナミということになっています(笑)


こういったところからも、神話を通じて、神様がさらに身近に感じるのではないでしょうか。

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