恋人からの束縛を今すぐ止めたい。～原因と説得方法～

今、束縛されていますか？はたまた束縛をすることを止められなかったりしていませんか？

束縛は実は全く意味がないどころか逆効果です。

今回はなぜ逆効果になるのか、原因と理由をご紹介させて頂きます。

【束縛をする人の言動って？】

束縛をする人は恋人に対して決まった言動をします。

当てはまるかどうか確認してみましょう。

✓携帯をすぐ見る

✓一緒にいない時間は全て報告しないといけない

✓証拠写真を送るよう指示してくる

✓被害妄想が強い

✓SNSのチェックが頻繁

✓かっこよくなることに否定的

✓追いLINE

✓どこにでもついて行こうとする

✓見た目に対して指示してくる

✓自分の希望が通らないと不機嫌になる

【束縛する人の心の中とは？】

上記の内容を見てもらうと分かる通り、束縛をする人は基本的に自分の事しか考えていません。束縛をされると相手が苦しくなるとか、不快に感じると分かっていても自分の感情を最優先します。

しかし、さらに掘り下げてみると束縛をしている人は意外と“束縛したくてしている”ワケでない人がほとんどだったりします。

むしろ止めたいのに止められないんです。

目の前の不安を少しでも和らげるためについつい束縛をしてしまう。

安心したと思ったのに、次の日にはもう不安になっている。

要は、依存に近い状態です。

依存は依存している本人が一番しんどいのでとにかく目の前の精神的な辛さを少しでも減らしたいと考えます。結果、恋人を束縛をすることで少し緩和される方法をとります。

束縛をする人は恋人と一緒にいる時間だけが心の安息であり、それ以外の時間は恋人が何をしているかとか浮気していないかエゴサしまくったりとか、時間は全て“安心＆束縛する為の材料探し”になります。これは恋人の時間を奪うどころか、自分自身の時間の使い方も異常になっていきます。

そして日々束縛をしながらもこう思います。

〈このままでは嫌われてしまう〉

〈もっと彼を正常に愛してくれる女性が現れてしまう〉

〈これでは悪循環だ〉

頭では分かっているからこそ、さらに束縛は悪化します。

束縛されたことがある人は知っていると思いますが、いくら束縛で行動を制限できたとしても、束縛された人の心の中はまでは縛れません。

好きとか大切にしたいという感情よりも一緒にいて苦しいとか付き合っているのが辛いという感情が膨れ上がってくるので束縛は逆効果ですよね。

【束縛をする恋人の心を理解する】

しかし最初は好きで付き合った人なので出来れば健全で幸せな関係性になりたいものです。

束縛を改善するにはお互いの長い努力が必要となります。

束縛をしている側は自分が今通常ではない事を認識するところから。

束縛されている側は束縛してくる恋人を理解して少しずつ束縛しなくても良い関係性に変化させていく事が大切です。

【束縛してしまう理由を掘り下げよう】

・過去に恋愛で深く傷ついた経験があり立ち直っていない

過去に恋愛でとても辛い思いをしたため、束縛をして二度と同じ気持ちにならないよう心が防衛している可能性があります。

・依存先が恋人１つだけしかない

本来人は様々な場所に依存先を作って生活します。（家族、友人、恋人、同僚等）細かく多方面に依存していればいるほど、精神的に楽です。

しかし何らかの理由により依存先が恋人しかいない場合は違います。

１つしかない依存先が無くなるのは大打撃になるので、それを恐れて束縛をしてしまうのかもしれません。

・自分に自信がなく、価値がないと思っている

自分に価値が無いと思っている人は恋人の価値を自分の価値だと置き換えてしまう場合があります。そうすると失ってしまった場合に自分の価値がなくなると感じます。また元々自分の価値ではないのに、自分の価値だと勘違いしてしまう場合が多いです。そうすると自分のものが無くなってしまうという感覚から束縛に走ります。

・恋人と自分が不釣り合いだと感じているから

恋人と自分が不釣り合いだと思ってしまうと“二度とこんな素敵な人は現れない、逃せない”となります。そうすると自分史上最高の恋人を逃すわけにはいかないという考えにいたり束縛してしまいます。

【根本的な解決方法】

・束縛は本人が求めている結果にはならない事を伝える

上記の通り、束縛は愛情を深める行為ではありません。今、行動を制限したとしても心がどんどん離れていってしまう事を優しく伝えてみましょう。

これを伝えると最初は精神的に乱れてしまうかもしれませんが、折れずに伝え続けます。

・心から感じる愛情と信頼を与える

あなたが本当の束縛とは何か、教えてあげると良いでしょう。

それは心から愛されている、信頼されているという実感です。

「大好きだよ」「いつもありがとう」「信じてるよ」「君なら大丈夫だよ」

愛情と信頼を与えてくれる人の事を人は中々裏切れませんし、離れられません。これが本来の正しい束縛です。

・趣味や目標を与える

恋人だけにフォーカスしていてはいつまでたっても改善しません。

趣味や目標を与え、恋人以外の時間も楽しめるように手助けしてあげると良いでしょう。料理や読書、運動等の人生でプラスになるような提案をしてみてください。場合によっては一緒にしてみるのもアリです。

・自分と相手の人生に線引きをさせる

束縛する人は恋人と自分の人生を混同させます。

それぞれの人生があり、それぞれの人生は全く違うものであることを認識させないといけません。でないといつまで経っても“私の人生＝恋人”です。

・出来ないものは出来ないと言う

束縛される人は優しくて相手の要求を飲みがちな部分があります。

“自分が我慢すれば丸く収まるか”なんて思いながら束縛を承諾します。

しかしそれではいけません。

むしろその態度が束縛を悪化させます。

優しいあなたも心を鬼にして出来ないものは出来ないときっぱり言ってください。全て受け入れてしまっていては奴隷と一緒です。

恋人というのはそんな関係性ではないはずです。

少しでも改善して素敵な関係性に近づきましょう。

是非ご参考下さいませ。